鉄道×金融が続く中で、JR九州も!
「JR九州」がネット金融大手の「SBIホールディングス」と業務提携を行ない、2027年度中に金融事業に参入することを発表しました。
2年程度で20万強の口座獲得を目指すと言うもの。
具体的には、SBIHDが開発した総合金融プラットフォームを活用したJR九州Web会員専用の金融スーパーアプリ「JQ BANK」を導入。
「JR九州」が、SBI新生銀行を所属銀行とする銀行代理業の許可を受けて、始動する形。
鉄道の持つ顧客基盤を持って、金融事業へと参入する例は、近年、増えていて、
・JRE BANK…JR東日本×楽天銀行
・京王ネオバンク…京王×ドコモSMTBネット銀行
・阪急阪神ネットバンク(仮称)…阪急・阪神×池田泉州銀行(2027年以降参入予定)
・WESTERミライバンク(仮称)…JR西日本×関西みらい銀行(2027年度中参入予定)
・近鉄KIPS BANK…近鉄グループ×三菱UFJ銀行(2027年3月開始予定)
と言う感じで、続々と参入しているが、この流れに「JR九州」も加わると言う感じ。
本州エリア以外の鉄道事業者としては、初の金融事業参入。
そして、旧住信SBIネット銀行は、ネオバンクシリーズでBaaSへの取り組みが盛んですが、SBIホールディングスとしては初の鉄道事業者とのタッグと言うことになりそう。
銀行だけでなく証券なども?
「JR九州」は、クレジットカード事業も結構、盛ん。
さらにJRキューポとしてグループのポイント事業もしっかり持っていて、このポイントとも結びつけて、事業の柱にしていくと言う形になる。
今回の特徴としては、提携先がSBIホールディングスであり、SBI新生銀行ではないと言う点。
銀行だけでなく、証券・FX・暗号資産・ステーブルコイン決済など、総合的な金融サービスを構築していくと言う感じなのが、大きな特徴で、実際、証券などにまでサービスが広がるとしたら、鉄道事業者としては初のケースになる。
九州域内の金融事業者としては、福岡フィナンシャルグループがあり、傘下のみんなの銀行もBaaSには積極的で、システムとしても定評がある。
ただ証券・ローン・暗号資産と言った部分を含めると、福岡フィナンシャルグループよりも、SBIホールディングの方が分がある。
そう言う点で、「JR九州」も、SBIホールディングスを選んだのかな…と言う感じ。
逆に、SBIホールディングスとしては、資本としては住信SBIネット銀行から手を引いているので、BaaS事業としては、SBI新生銀行が核になるが、他社と差別化する意味でも、グループ力を売りにできるのは、大きいのかな…と。
成功は未知数だが期待大
本業以外の多角化で成功し、上場にまでたどり着いた「JR九州」。
次の多角化・成長戦略の1つとして、金融事業を選んだ言う感じもするが、福岡・北九州と言う大都市圏を地盤に持ってはいるけれども、「JR九州」として商業圏を抑えられているか…と言われると、極めて限定的な感じはある。
別にエキナカ施設が充実している訳でもない。
駅ビル施設は、博多・各県のアミュプラザとあるけれども、そこまで数が多い訳でもなく、密度も高い訳ではない。
その辺りは、金融事業で先行するJR東日本とは異なるし、さらに今後、参入予定のJR西日本・阪急阪神・近鉄とも違う。
なので、どこまで利用が広がるのかは、やや未知数な気もする。
だからこそ、単なるBaaSで銀行業への参入ではなく、総合金融サービスへの参入と言う話なのかも知れないけれど。
JQ CARD。
JRキューポ。
なかなか強いコンテンツを持っているだけに、それを絡めて、光る事業になって行けば良いのですが。







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