総額だと約1億円の申告漏れ!
高野山で宿坊を営む宗教法人が、国税局の税務調査を受けて、申告漏れを指摘されたとのこと。
高野山には現在、117の寺院がある。
その中で、宿坊を運営している寺院は、51(内、宗教法人による運営は50)。
その内、10以上の宗教法人に対して、税務調査が入り、その半数以上で法人税や所得税などの申告漏れがあったと言う話で、総額にすると約1億円に達すると言うこと。
宗教法人と言えば、非課税と言うイメージが緒いので、税務調査に乗り出すのはやや異例な感じもするが、お布施・賽銭・戒名料・祈祷料と言った宗教活動に関する収入は、非課税。
一方で、物品の販売・宴会場の貸し出し・駐車場と言った事業は収益事業とされ、納税義務がある。
今回、税務調査で問題になった宿坊については、素泊まりで1泊1,000円以下であれば、収益事業に該当しないとしているが、それ以上であれば、収益事業と見なされ、納税義務がある。
複数の宗教法人で、申告漏れと言うことで、その内容について詳細は発表になっていない。
法人税なのか。
それとも私的流用による所得税なのか。
もしくはそのどちらともなのか…
宿坊事業は、本山などの大規模なもの以外だと、やや公私混同しやすい業態だとは思う。
今回、約半数の法人で申告漏れがあったと言うことなので、そうした公私混同に伴う申告漏れなのかな?と思ったが、どうも違うみたい。
旅費交通費での申告漏れ?
総額約1億円の申告漏れ。
とは言っても、その大部分が総持院で、約9,000万円。
特別室などは、2人で80,000~150,000円と言うお部屋もある宿坊。
まぁ、そこまで行くと、宿坊って言う感じは皆無ですけれどね、日本人的には。
ただこうした金額を取って、それで建物などの修繕に活かされるのであれば、別にそれは悪い話ではないけれど。
で、一般的なホテルなどよりも値段が高い訳で、より税務署に目を付けられやすかったのかな?と言う気がしなくもないけれど、ちょっと申告漏れの金額も大きすぎるように思うのだが…
上記のように公私混同による税務上の問題なのかな?と思ったが、総持院によると、過去に宿坊部門の販売促進のための出張費・旅費・交通費などの会議処理についての税務上の話だったとのこと。
旅費交通費で、9,000万円?
どう言うこと?と言う感じではある。
海外まで販促をしていたから、そこそこの値段にはなる。
別に9,000万円も単年度ではなく、トータルの額だし。
それにしても、一般的に旅費交通費を規定していれば、そこまで達するのかな?と思わなくもないのだが…
出張のついでに家族旅行を兼務させたとしても、この金額になるのは、なかなか…な気はするのだが、どういう話なのだろう…
もっと透明性を高めるべき
で、宿坊事業を対象とした税務調査は、高野山以外でも行われているとのこと。
比叡山・身延山・四国88ヶ所など、事業規模が大きい法人から、実施されている状態で、通常は5年間(不正があれば、7年)を遡って追徴課税される可能性があるが、大きな申告漏れが指摘された総持院は、既に追徴税額は納付済みとのこと。
さらに宿坊部門の組織変更を行い、会計処理や寺院運営の透明性を高めていくとしています。
非課税部門があるからこそ、透明性。
それはやはりしっかりと確保されるべきなのだと思う。
寧ろ、全宗教法人は、非課税部門を含めた収支報告を、公表するべきなのでは?とすら思ってしまう。
寺院などを維持するには、費用も掛かる。
それでいて檀家は減って行く一方。
別に収益事業が悪い訳ではなく、維持して運営して行く上で、今後、さらに必要不可欠なものになって行く訳だけれど、非課税部門があるが故に、透明性は高くなければならない訳で、税務調査も必要だが、どう透明性を高めていくか。
継続的に公表することで、一定の透明性は担保されるような気はするのだが…







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