まずはペガサス運航5路線でコードシェア実施
アジア最大のLCCグループの「エアアジア」と、トルコ最大のLCCである「ペガサス航空」が、提携をスタートさせることを発表しました。
具体的には、まずはこんな感じ。
- コードシェアの実施
- ペガサス航空運航便
- イスタンブール~ロンドン(スタンステッド)・モスクワ(ヴヌーコヴォ)・アンカラ(エセンボア)・チューリッヒ・アテネ
- エアアジアグループ運航便
- イスタンブール(サビハ・ギョクチェン)~クアラルンプール
- ペガサス航空運航便
- イスタンブール~クアラルンプール線の増便(週4往復→週7往復)
- スルーチェックイン
- スルーバゲージ
こんな感じ。
今後はさらに段階的に提携を拡大させていくことになる見込みで、「ペガサス航空」の持つ広範なヨーロッパ路線網を、「エアアジア」が活用し、「エアアジア」が持つアジア・オセアニアへの路線網を「ペガサス航空」が活用することになりそう。
エアアジアXの戦略が変わるのか?
「エアアジア」としては、初のコードシェア提携。
しかも相手が、ヨーロッパへのネットワークを広げる「ペガサス航空」。
軌道に乗れば、かなり大きな流れになりそう。
ただそうした提携がないのが、LCCだった訳で、どこまで機能するのか(特に遅延が発生した場合の対処については、気になるところ)。
今まで「エアアジア」グループの長距離路線は、傘下の「エアアジアX」で、ヨーロッパ方面への路線展開を目指してきた。
2009年にクアラルンプール~ロンドン(スタンステッド)。
さらに2010年にはパリ(オルリー)。
さらにバーレーンを拠点にして、中東経由でヨーロッパ路線を計画していた訳ですが、これを諦め、イスタンブール経由でのヨーロッパ進出を目指すと言う感じなのかどうか。
成田~北米大陸のZIPAIR。
そして仁川~北米大陸のエアプレミア。
東アジアを拠点にしている長距離向けの航空会社は、案外、軌道に乗って来ている(さすがに燃油高で、直近の決算は、厳しそうな感じもするが)。
その一方で、東南アジア~ヨーロッパの長距離向けは、「エアアジア」グループも、スクートも、そこまで軌道に乗っているとは言い難い感じがあるが、今回の提携で、そうした殻を破るのかどうか。
進まないLCCの提携だが…
フルサービスキャリアだと、3大アライアンス(スターアライアンス・スカイチーム・ワンワールド)があるが、LCC業態だと、なかなか提携関係が広がらない状態がある。
一応、バリューアライアンス(スクート・セブパシフィック・チェジュ航空・ノックエアなど)が存在しているし、かつてはU-FLYアライアンス(香港エクスプレス・イースター航空など)もあった。
ただ「アライアンス」とは言っているけれども、別にコードシェアを実施している訳ではなく、単に一部の航空券の販売提携に留まっているので、実態として、そこまで機能しているとは言い難い。
まぁ、2社間ならまだ調整もできるのでしょうが、複数となると、さすがに容易ではないのでしょうが、「エアアジア」と「ペガサス航空」は、コードシェア・スルーチェックインと、踏み込んだ形になった。
U-FLYアライアンスは、海南航空グループが経営難に陥り、香港エクスプレスも脱退することになり、完全に動きを止めたが、まだ形の上では生き残っているバリューアライアンスも、何かしら動きが出てきたりしないのだろうか?
ただやはり拠点が近いLCCだと、共食いなだけで、あまり意味がないんでしょうね。
大西洋路線など、LCCもどんどん就航していたりするので、今後、こうした動きが他にも出てくるのかも知れませんね。







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