関西~富山・米子線の開設で就航を目指す
新潟を拠点としている「トキエア」に続いて、地域航空会社として運航開始を目指している「ジェイキャスエアウェイズ」。
ATR72-600型機を利用して、関西~富山・米子線を2025年秋にも開設する計画が、発表になっていました。
が、このたび、就航予定を2027年へ延期することが発表に。
理由としては
持続的な安全運航体制の構築に向け、計画を総合的に精査した結果
としています。
具体的な就航予定時期については、今後の準備状況を踏まえ、確定次第、再度、発表するとのこと。
因みに計画としては、ATR72-600型機を初年度に導入し、関西~富山・米子線を開設。
その後、5年間で7機16路線への拡大を目指しているとしています。
そもそも売り上げ目標は適正なのか?
就航時期が延期になるのは、2回目。
当初は、2026年春の就航を目指していたので、約1年は遅れることになる。
JRの特急列車並みの運賃に設定し、就航初年度の売り上げ目標は、約31億円。
そもそもこの計画自体、適正なのかどうか。
「ジェイキャスエアウェイズ」は、2年目に売上高66億円を見込み、営業利益目標を4億円とし黒字転換。
さらに3年目には累積損失解消し、5年目には売上高約129億円を目標としている訳ですが…
さすがにここまで売り上げを伸ばすには、それなりの機材数が必要になるようにも思うが、5機体制で5年目に約129億円まで届くのかな?
同じく地域航空会社として船出している「トキエア」は、3機での運航になっているが、2025年度決算の売上高は11億7,990万円。
「トキエア」は、「ジェイキャスエアウェイズ」が導入予定の72人乗りのATR 72-600型機の他に、ATR42-600型機(46席)も1機、導入しているほか、1機はカーゴフレックス対応型で72席の定員を44席に減らして、その分、貨物搭載することが可能な機材なので、単純に比較はできないが、素人目からすると、かなり高望みの売上高と見えてしまう(ただ「トキエア」は機材の稼働率も良くないけれど)。
新興航空会社の就航が延期になるのは、世界的にも良くある話ですが、1路線も運航がないと、そもそも収入がゼロで出費が増えるばかりですし、早い就航を期待したいところ。
関空発着で競争力はあるのか?
関西~富山・米子は、需要がない訳じゃない。
ただ関西なの?と言う部分は否めない。
両路線とも、比較的、距離が短いが故に、関西よりも伊丹の方が適している訳だけれど、発着枠があまりないので、関西を選び、インバウンド客も拾おうとしているのでしょうが、これが吉と出るかどうか。
富山も米子も、地方空港の中では市街地に近い空港なので、利用者側からすれば、比較的便利。
米子なんて地方空港としては珍しく、鉄道アクセスも可能ですからね。
ただ本拠地となる関西側が市街地に遠い関空と言うのは、ちょっと残念な気もしてしまうし、使い勝手が良くない感じも。
もちろん伊丹は鉄道アクセスは、やや不便でモノレールのみなのに対して、関空だと市街地まで直結と言う便利さはあるし、特急を使えば早いのですが。
伊丹が選べるのであれば、まだ対鉄道で考えても、競争力はありそうな感じもするけれど(ただ発着枠の関係なので、仕方がない)、どうなのだろう…
ただそもそも初便を飛ばさないコトには、何も始まらない。
計画を総合的に見直した結果と言うけれど、結局のところ、これが何を意味しているのかが不明。
機材の納入が遅れているのか。
それとも金銭的な部分なのか。
正直、延期の理由は不明だけれど、なんとか就航にまで漕ぎつけて貰って、日本の空を元気にして欲しいけれど。







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