現状は、まだ紙での提出も多数
政府が2030年までに空港での税関手続きを完全電子化する方針を固めたと言う報道が出た。
近く公表される予定の税関中長期構想2030に盛り込まれる模様。
理由としては、2030年に訪日外国人客を年間6,000万人まで増やす目標を達成するにあたって、入国者の利便性を高める必要があると言うこと。
現状、日本に入国(帰国)する際は、「携帯品・別送品申告書」を提出する必要がある。
この申告書、スマートフォンなどからの電子申告と紙での申告が可能で、現在は、紙での申告がまだ半数近くを占めている状態。
電子申告端末を大幅に拡充し、関税が発生する場合にはキャッシュレスで納付する手続きを簡素化し、完全電子化する方針。
既に、電子申告ができる訳で、これを大きく変えると言う訳ではなく、現状の電子申告をやりやすくすると言う方向性なのだと思われる。
電子化しても人が減らない日本
税関の完全電子化は、各国で行われているモノ。
それが日本の場合は、2030年までに実施…
既に電子申請の枠組みはある訳だし、スマートフォンから入力もできるので、そこまで時間が必要かな?と言う感じはする。
現地の空港を離れる際に、QRコードを取得するだけ。
そのQRコードも日本到着後生成する必要はなく、スクショでもOKだし。
そのQRコードを端末で読み取る必要があるので、それを増設する必要はありそうだけれど、その予算を取ってくるのも別に来年で行ける訳で、なぜ2030年?と言う気も。
まぁ、電子申請ができる空港は限られている訳で、それを国際線の発着がある地方空港や港湾の全てに配備しようとすると、それなりに時間は掛かるのでしょうが、それでも2030年は、ちょっと長い気がしてしまう。
ただ正直、いざ入国!となった時の動線などが日本の場合は、イイ感じじゃない。
そもそも誘導するスタッフも、そんなに必要?と言う感じ。
いや、スタッフさんはしっかりと与えられた仕事をしているだけなのですが(でも「おもてなし」と言う概念からは程遠い人が多いようにも思う)、そもそもそのスタッフ、必要?と言う感じ。
電子申請になる前まで、そんなにスタッフ、いたかな?と言う感じすら。
結局、制度設計があまり現場に即していないのだろうなぁ…と。
だから無駄な人件費が掛かる。
しかも正規のスタッフではなく、日本国籍ではないスタッフの数も顕著で、省力ができる電子化の意味は半減しているようにしか思えないのだが…
制度設計を再考した方が良いのかも
インバウンドで6,000万人の達成。
これを目標値とするのであれば、既存のシステムを一度、リセットして、フラットにしてから考えないと、入出国・税関などもそうだが、その他も麻痺してしまう可能性が残る。
折角、来た人が再訪しないと言うのであれば、意味がなく、どれだけリピートしてくれるか。
結局は、そこが大事になってくると思うのだけれど、6,000万人を受け入れつつ、リピーターになるための制度設計。
それは現状の設計だと、なかなか難しい部分もあるように思う。
あんな何番の列に~!とかやっているようでは…と言う感じ。
紙での申告の方が早い。
それは空港とタイミングによっては事実だと思う。
電子の場合、入力もそうだけれどQRコードをかざす必要がある分、どうしてもワンテンポ、遅くなる。
どうせならば、入国を電子で行った際に、同時に申告も終わるようになれば、もっと早く済ませられるんだけれど、さすがにそれは今のシステムだとできないのかな…?







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