クラファンで鉄道会社に支援金が届かない事例が発生中!

北越急行は損金として引き当て

第3セクター鉄道の「北越急行」が、ラッピング車両の運行に対して行ったクラウドファンディングで集めた約415万円の寄付金について、運営会社から未払いの状態が続いていると言うことを明らかにした。

「北越急行」のクラウドファンディングは、自社キャラクターの「松代うさぎ」をあしらったラッピング車両を運行する費用を募ったモノで、2025年11月~2026年2月に掛けて実施。

170人以上から約415万円の寄付金が集まっていたが、締め切り5日前に運営会社のサイトにアクセスができなくなった。

その後、個別に振り込む形に切り替え、48人から約145万円の寄附が寄せられ、「北越急行」が一部、費用を立て替える形でラッピング車両が完成し、5月2日から運行を開始。

ただ未だに運営会社からは振込が行なわれていない状態で、半額を貸倒引当金として計上。
今後は、法的措置も検討をしているとのこと。

山形・長良川鉄道も被害に!

さらに「山形鉄道」も同様にクラウドファンディングを2025年10月~12月に掛けて実施し、目標金額の3倍を超える約785万円の寄附を528人から集めたが、未だに大半が入金されていない状態で、支援者への返礼品については、一部を除き、経費を「山形鉄道」が負担して完了をしたとのこと。

また「長良川鉄道」も、2025年10月~12月に掛けて、新型車両の清流号の出発式典・記念乗車券・グッズを作成するための支援金を募り、目標150万円に対して、194人から総額244万円が集まった。
2026年2月2日に入金予定だったが、未入金で、現在も入金が確認されていない状態とのこと。

支援金の入金がなされていないのは、いずれも運営会社「うぶごえ」で行われた案件。

2020年に設立された「うぶごえ」。

基本的にクラウドファンディングの運営は、手数料で成り立つところが多い。
手数料14~20%前後と言う設定の所が多く、その手数料で経営をすると言う感じ。

ただ「うぶごえ」に関しては、手数料無料を謳っている。

代わりにシステム使用料と言う仕組みを採用。

他のクラウドファンディングだと、支援者から手数料を取って事業を行なっているのに対して、支援者が割らか受け取る仕組みなのが、特徴だった(購入時システム利用料として返礼品の14%+330円と言う設定)。

さらに鉄道雑誌とのタイアップを組んだのも特徴で、既存メディアによって情報の拡散が行なわれると言う仕組みが作られていた。

ただ鉄道雑誌は比較的、堅調な方ですが、それでもやはり読者離れが急速に進んでいる中で、そもそも既存メディアの集客力がどれだけあるのかは、ちょっと未知数な感じ。

でもお陰で鉄道系の案件が、比較的多かったとも言えます。

資金繰りが破綻しているのは、明らか

さすがに2月入金予定のモノが、今も入金されていないとなると、もう絶望的でしょう。
明らかに資金繰りが破綻していると言える。

クラウドファンディングの運営も、サイトを作って、募集広告を出して、さらに案件のフォローをして…と、何気に諸経費は掛かるし、初期費用が掛かるモノ。

それに対して、案件が少なかった+案件の金額が少なく、資金繰りが追いつかなかったと言う感じ。

まぁ、それはそれであり得そうな話ですが、支援金がどうなるか…と言うこと。

戻ってくる目途は皆無でしょう。
さすがにこの期に及んで、支援金と運営資金とは分けて管理をしているなんてこともないでしょうから。

気持ちの詰まった支援が無駄になる。
そこがまず何とも言えないところですが、経営基盤の弱い事業者が参加していたこともあり、少しでも取り戻して、届けばいいのですが…

ってか、資金繰りが破綻しているのは明白なのに、未だに運営会社が一応、存続しているのは、何故なのやら…

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