ライフネット生命の主要株主へ
「JAL」が、オンラインで生命保険事業を手掛ける「ライフネット生命」の株式のうち、auフィナンシャルホールディングス保有分の全株式(持株比率18.32%)を取得して資本業務提携を締結することを発表しました。
「ライフネット生命」の資本構成は、筆頭株主がエフィッシモ・キャピタル・マネージメントで約21.13%。
今回の「JAL」の出資はこれに続く大きなもので、主要株主に躍り出ると言うことに(因みに、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントは、旧村上ファンド関係者が運営している)。
プレスリリースでは、資本業務提携の理由として、
航空会社の枠を超えてお客さまの生涯にわたるウェルビーイングを支える企業への変革を推進しています
として、その中で、マイル・金融・コマース領域を伸ばすと言う狙いがある中で、今回の提携に至った感じのようです。
「ライフネット生命」としては、auとの提携は資本面では切れるものの、業務提携はそのままで、そこに「JAL」の持つ顧客基盤を活かした展開をして行けると言う話。
要するにJALマイレージバンクの基盤を活用した商品を展開して行くと言うことでしょう。
マイルが付与される商品の開発へ
どこまで踏み込んだ話になるのかは、分からない。
auとはauユーザー向けに生命保険の提供が始まり、Pontaポイントが貯まるauの生命ほけん・auじぶん銀行の住宅ローン利用者向けに団体信用保険の提供が行われている。
「JAL」の場合だと、マイルが貯まる生命保険商品と言うのが、一番念頭に来る。
またauとの例で見れば、JAL NEOBANKの住宅ローン利用者向けの団体信用保険と言うのも、あり得るのでしょう。
そして、JAL Life Statusポイントの付与があるかどうか。
「JAL」の出資比率は低くなく、2位。
本腰を入れて協業に向かうには、十分な出資比率なので、LSPの付与もあり得そうだな…とは、思いますが。
ただ生命保険なので、そこまで気軽にポンッ!と契約する感じのモノでもないとは思いますが(オンラインなので、障壁は低いですが)。
グループの金融サービスも3本柱へ
これで「JAL」の金融経済圏と言う形で見ると、
- 銀行…JAL NEOBANK
- クレジットカード…JALカード
- 生命保険…ライフネット生命
と3つの柱ができることになる。
小売り・サービス業態で顧客基盤を活かした金融サービスに取り組む企業は多くなって来たけれど、大体は、銀行とクレジットカードの2つの柱までで、それを乗り越えているのは、楽天・イオンぐらいでしょうか。
続くのは、通信系な訳だけれども、「JAL」もそれに続く経済圏の規模を作って来ているな…と言う感じ。
ただ生命保険と言うのは、意外。
てっきり銀行・クレジットカードとも相性がいい証券分野だと思っていたので。
ANAは、中期経営計画ではややグループの経済圏と言うのは、トーンダウンしている中で、「JAL」はどこまで進めていくのだろう…と言う感じ。
本業とシナジーがあるのであれば、アリだとは思うけれど。
でも、経済圏と言いつつ、「JAL」の場合、それぞれの結びつきがそこまで強くない感じがするのは、気になりますけれどね。
JAL NEOBANKとJALカード。
元々、JALの出資はあるけれど、その他の出資先が異なるので、仕方がないのでしょうが、この辺りは楽天のようなグループ全体での…と言う感じじゃないのが、ちょっともったいない気がします。
ライフネット生命は、どこまで取り込めるのか…と言う感じはしますが、auとの業務提携は残る。
さらに三井住友カードとも資本業務提携をしているから、そこまで「JAL」カラーも出せないでしょうし…








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