ミニ鉄道の「紀州鉄道」に存廃問題!2026年に廃止もあり得るか?

親会社の方針転換により存廃へ…

特に正式なプレスリリースなどが出ている訳でもないけれど、和歌山県を走る「紀州鉄道」に、存廃問題が出ているとのこと。

2026年にも鉄道事業を廃止する方向で、事業譲渡先を探しているとの報道。

元々、1928年に御坊臨港鉄道として開業後、1969年にリゾートホテル・不動産売買を手掛ける鶴屋産業が買収して「紀州鉄道」と改名して、今に至る訳ですが、「紀州鉄道」と壮大な名前を付けた割に、2.7km(現在)のみのミニ鉄道。

不動産業を営む上で、「鉄道」と言う名目が信頼に繋がると言うことで買収された訳ですが、「紀州鉄道」は基本的に、赤字体質で、グループにおける鉄道事業収益の割合もごく僅か。
で、鶴屋産業の他部門の黒字で補ってきていました。

ただ親会社の鶴屋産業の不動産事業が近年、不振で、中国系の「ポリキング」の傘下に。

今回の存廃問題は、その親会社筋から不採算事業からの撤退と言う話が出たと言う感じ。

ライバルは自転車と言うレベルのミニ鉄道

営業係数は600を超える赤字路線。
ただそもそも路線長が短く、大きな橋やトンネルがある訳でもなく、赤字は出ているけれども、金額としてはそこまで大きな額ではないとも。

ただ2.7km。

高校生であれば、自転車で通える距離。

それが一番のライバルになっている感じで、短さが売りにできる鉄道会社ではありますが、その短さが一番、仇にもなっている感じ。

短すぎるのでこれから、経営改善策などもなさそうですし、手っ取り早いのが運賃の値上げと言うことになるが、これも社内に担当者がおらず、煩雑な手続きが進められないとの理由で、今まで改定がなされてこなかったと言う体たらくな感じだが、まずは運賃を値上げする以外に策がなさそう。

幸いにも車両はまだ使えるものが現役だし、運賃の改定があれば、もう少し赤字額が減らせるのでは…?と言う感じも。

ただ黒字に転換する規模でもなさそうで、あくまでも赤字が前提の企業を引き取ってくれる会社が現れるかどうか…と言う話にはなりそう。

そもそも稼ぐ気があるのかどうか…

地元の御坊市も、人口が多い市ではなく、さらに今後、減って行く可能性が高い市なので、金銭の補助は難しいでしょうし、あくまでも自力でトントンベースの経営にまで持って行かなければ…と言う感じ。

年間で約5,000万円程度の赤字。

それをミニ鉄道でトントンまで持って行くのは、至難の業。

同じミニ鉄道で赤字基調の「銚子電鉄」のように、沿線に観光地がある訳でもなく、単に市街地が広がっているだけですからね。

ただ学門駅の入場券ぐらいなもので、「銚子電鉄」のように副業に励むわけでもない(入場券が副業と言えるのかも謎だけれど)。

自社からの情報発信に熱心と言うことでもない。

今まで親会社に頼りっきりだったと言う感じもしなくはない。

そんな会社で譲渡先が見つかるのかどうか…

ミニ鉄道ながら、昼間でも1時間に1本の便数は確保されているし(やや終電は早いけれど)、枕木も更新中だし、鉄道事業に関してはコツコツと運行をしているので、見つかって欲しいとは思うけれど…

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