JAL、8月以降発券分の燃油サーチャージは2ランクのダウン!

ゾーンHからゾーンFに!

「JAL」が、2025年8月1日以降の発券分からの国際線に適用する「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を発表しました。

現在のサーチャージは、「JAL」の場合、ゾーン「H」ですが、8月以降の発券分からはゾーン「F」になり、2ランクのダウン。

ひとまず、実際の燃油サーチャージ額は、こんな感じ。

行先現行8月1日以降発券分
韓国・ウラジオストク3,000円2,000円
東アジア(韓国・モンゴル以外)7,400円5,000円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・
モンゴル・イルクーツク
9,500円6,500円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・
ノヴォシビルスク
15,500円10,500円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ18,500円13,500円
北米大陸・欧州・中東・オセアニア29,000円21,000円

燃油サーチャージは、シンガポールケロシンの市況価格2ヶ月間の平均を、同じ期間の為替レートの平均を円換算して出した金額を基に決定すると言う形になっていますが、今回の対象期間で見てみると、2025年4月~5月のシンガポールケロシンの市況価格は、1バレルあたり平均79.60US$(前回は88.25US$)。
ここに平均の為替レート1US$=144.57円(前回は1US$=150.49円)を乗じ、シンガポールケロシン市況の円貨換算額は、11,507円(前回は13,281円)になり、これが基準値と言う形になります。

今回の改定分は、2025年8月1日~9月30日までの発券分が対象になります。

ようやくマシな水準になった気がするが…

前回は1ランクダウンで、今回は2ランクのダウン。

2回連続で下落して、合計3ランクのダウン。

前回のダウンは、為替が大きな要素になった感じがありましたが、今回はシンガポールケロシン市況が平均で80US$を割って来たと言うのと、為替レートも145円を下回り144円台と、ダブルで下落の要素があった感じですね。

現行の為替レートは、1ドル=145円台なのですが、シンガポールケロシン市況は、6月2日時点では78ドルだったのが、6月18日時点で92ドルと大きく反発。

特にイラン・イスラエルの紛争が激化した12日あたりから高値へのトレンドが続いている感じで、この先、どうなって行くのかは、かなり先行きが不透明な状態。

となれば…

この2ランクダウンは狙い目と言うコトになりそうです。

2ランクダウンするコトで、ベトナム・フィリピン・インドネシア以外の東南アジアだと往復で21,000円。

現行だと往復で31,000円なので、和らいだ感じが随分とするかな…と言うのが、正直な感想。

ベトナム・フィリピンだと、往復で13,000円。
こちらも現行だと往復で19,000円なので、かなり楽になる感じ。

長距離になる欧米諸国だと、往復で58,000円なのが、42,000円。
さすがに長距離だと往復すると燃油サーチャージだけで、そこそこの値段になってしまうけれど、50,000円台を切ってくるので、2人で旅行しても100,000円を超えると言う金額からは、一息と言う感じもしますかね。

今後の情勢は中東次第か…

まぁ、下がるだろうなぁ…とは思っていた訳ですが、2ランクのダウン。

元々、日系のサーチャージは高値水準だと思っているのですが、これでとりあえず一息と言う感じがしなくもない。

ただ…
イラン・イスラエルの情勢が今後の不透明感に拍車を掛けるなぁ…と。

長引くコトになるのかどうか。
全然、分からないけれど、さすがに短期間でスパッと終わる気もしない…

ってか、中東情勢にあまりにも左右されてしまうのが痛いところ。
それは燃油サーチャージだけでなく、日本全体でも。

短期間で解決する気もしないけれど、民間の方々に多くの犠牲が出なければいいのですが…

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