C線とK線が乗り入れへ
米・ロサンゼルス国際空港に、メトロの駅がオープン。
全米の中でもトップクラスの利用者数を誇るロサンゼルス国際空港ですが、これまでは中心部などから空港へ向かう公共交通機関はバスしかなかったので(もしくはAviation LAXまでC線利用でその後シャトルバス利用)、これはかなりの朗報と言えそう。
具体的に新たに開業したのは、「LAX/メトロトランジットセンター」駅近辺の路線。
C線とK線が新たに同駅に乗り入れる形になり、空港アクセス路線としてよりパワーアップするコトになります。
ただ現状では、「LAX/メトロトランジットセンター」駅近辺に開通したと言うだけの話になる。
今後、同駅に、空港の各ターミナルを結ぶ「LAX Automated People Mover」が乗り入れ、West CTA(ターミナル3/4/B)までを結ぶコトになるので、真価を発揮するのは、この路線が出来てから…とも言えそう。
因みに、同路線は建設工事が遅れており、現状、2026年1月に開業予定。
1.75US$と言う値段も嬉しい限り
まだまだ真価を発揮する前ではあるし、そもそも両線ともにLRTなので輸送力的にも今一つ。
さらにダウンタウンへは乗り換えが必須。
ただ、とは言っても、かなりの前進なのは間違いなさそう。
そもそも渋滞も激しく、しかもコストも高いタクシーに比べ、メトロを利用すれば、時間の計算ができるのは、何よりも朗報。
C線はLRTだが、全線に渡って専用軌道なので速度も悪くない。
さらにサンタモニカ・ハリウッドに行くとしても追加料金なしの1.75US$と言うのは嬉しい限り。
主な目的地の所要時間は、こんな感じ。
- サウスベイ(レドンドビーチ駅)…Kラインで約19分
- ノーウォーク駅…Cラインで約35分
- 7th St/Metro Center駅…Eライン+Kラインで約45~55分
- サンタモニカ(ダウンタウン・サンタモニカ駅)…Eライン+Kラインで約55~60分
なお、新しくオープンした「LAX/メトロトランジットセンター」にはバスも乗り入れてくる。
- 102番…サウスゲート方面から
- 111番…ベルガーデンズ・ハンティントンパークから
- 117番…ダウニー・ワッツから
- 232番…ロングビーチ方面から
バス・メトロ。
それら公共交通機関が一堂に揃う場所と言う感じですね。
W杯と五輪に向けて改善は朗報でしかない
奇しくもサッカーワールドカップのアジア予選真っ只中ですが、そのサッカー・ワールドカップの会場にもなるロサンゼルス。
今のところ、グループBで1試合。グループDで2試合。グループGで2試合。
さらにノックアウトステージのラウンド32で2試合、準々決勝で1試合が予定されていますし、さらに2028年にはオリンピックの開催も控えているので、その前に空港アクセスの改善は嬉しい話題。
と言うか…
寧ろ、今までよく放置だったな…とすら思える利用者数ではありますがね。
ターミナルがいくつもあり、大きな空港ではあるけれど、国際線になるターミナルBとターミナル4~8は連絡通路で繋がっていて、徒歩移動も容易だし、大きい割には使い勝手は悪くないかな…とは(別に良くもないけれど)。
ここからまた利用しやすい空港になって行ってくれると、日本からも行きやすいアメリカの空港なだけに助かるんですけれどもね。
コメントを残す