ANA、法令違反で49億円を過大受取!国交省が厳重注意へ!

認可を受けずに変更した運賃などを徴収!

国土交通省が、国の認可を受けずに変更した運賃を徴収したとして、「ANAホールディングス」と傘下の「全日本空輸」「エアージャパン」「ANAウイングス」「ピーチ・アビエーション」を厳重注意したコトを明らかに。

具体木的には、13種の事案で違反があったとされ、過大に受け取っていた総額は、約49億円に上るとのコト。

ただ既に一部については返還済みで、残りについても今後、返還を調整していくとのコト。

期間もかなり長めの違反が…

具体的な違反としては、

  • 国内旅客便について、未届出の運賃を収受
  • 国内貨物輸送について、未届出の運賃を収受
  • 国際旅客便について、未認可の運賃を収受
  • 国際旅客便について、未認可の超過手荷物料金を収受
  • 国際旅客便について、未認可の付帯サービス料金を収受
  • 国際貨物輸送について、未認可の運賃を収受
  • 国際貨物輸送について、未認可の危険物取扱手数料を収受
  • 国際貨物輸送について、未認可の燃油サーチャージ及びセキュリティサーチャージを収受
  • 国際貨物フォワーダーチャーター便について、追加用機者に係る未認可の運賃を収受

と運賃関連でもズラリ。

しかも「国際貨物輸送について、未認可の燃油サーチャージ及びセキュリティサーチャージを収受」なんて、平成28年4月から令和7年1月までが対象になっているが、どれだけ長い期間、違反していたの?と言う感じ(旅客運送に関する部分は、影響していた期間は短い)。

さらに

  • 一部空港における運航・整備体制の変更に伴う事業計画変更に係る事前届出の未実施
  • 部品等脱落防止措置における技術管理体制の長の変更に伴う事業計画変更の事後届出の
    未実施
  • 一部空港における運航管理補助業務の受託者名変更に伴う事業計画の変更に係る認可申
    請の未実施
  • 一部空港におけるバリアフリー施設の体制変更に伴う事業計画の変更に係る事後届出の未
    実施

とか、安全に関する部分でも違反が見受けられたとのコト。
またこの安全に関する部分での違反も、比較的、影響した期間が長めだったりするのは気になるところ。

まぁ、名義変えの未実施とかなのかも知れないけれど、案外、がっつり違反していたなぁ…と言う感じで国交省としては、2025年7月7日までに再発防止策の報告を行なうように求めたとのコト。

厳重注意とは…?

許認可を得る部署と、それ以外とが連携されていなかったと言うコトなのか。

個人的には期間の長さは気になるところ。

「国際旅客便について、未認可の運賃を収受」が1年2ヶ月間。
「国際旅客便について、未認可の超過手荷物料金を収受」が10ヶ月間。

貨物分野ほどではないけれど、どちらも長めの期間になる。

それでいて、厳重注意扱いなのか…とも。

まぁ、別に事故に繋がったとか、そう言う話じゃないからなのかも知れないけれど、これだけ違反の回数と長さがある割に、処分が軽いな…と。

しかもANA側が違反を確認したのは、2024年4月。
そこから同様の事例が出て、全社的に調査をしたとのコトだが、1年も掛かっていて、対応も遅いと言わざるを得ないと思うのだが…

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.