サウスウエスト航空、モバイルバッテリーで一部制限に!

充電は見える位置での利用に!

米国LCC最大手の「サウスウエスト航空」が、2025年5月28日以降、機内に持ち込んだモバイルバッテリーを手荷物に収納したままの状態で充電に用いるコトを禁止する措置を導入しました。

これは米国の航空会社としては、初となる措置。

現状、米連邦航空局(FAA)としてはそこまでの基準を設けておらず、「サウスウエスト航空」としても、機内への持ち込みやバッテリーの使用を禁止する措置ではなく、機内での使用も禁止される訳ではナイ。

あくまでも機内でモバイルバッテリーを用いて充電を行なう際には、テーブルの上など外部から見える場所にバッテリーを置いて充電を行なうコトを求めた形。

バッテリーを見える位置に置くコトで、万が一の過熱や発火などの事態に迅速に対処できる

と言うモノ。

発火する可能性はある。
だけれども迅速に対応ができるようになる。

そう言う話。

世界的に相次ぐモバイルバッテリーの使用制限

機内でのモバイルバッテリーの取り扱いは、2025年1月に起きたエアプサンでの火災事故を受けて、特にアジア地域で改定が相次いでいる。

韓国では国全体で規制を掛ける結果になっているし、台湾の航空会社も機内での使用が禁止に。
また香港も同様に地域全体で規制が掛かっている。

国や地域で規制が掛かっていなくても、会社独自で規制を掛ける航空会社は、かなり多くなっているのが現状。

米国でも1月にユナイテッド航空の機内で熱暴走が起きたスマホをCAが耐熱袋に入れて封じ込めると言う事案が発生したほか、4月にはアメリカン航空でモバイルバッテリーが発火し、消化後緊急着陸を余儀なくされたケースがあり、モバイルバッテリーなどリチウム電池を使った製品の発煙・発火事例が後を絶たず、2024年だと週1.6件のペースで発生していると言う。

これらを受けて、今回、「サウスウエスト航空」が、米国内では強めの規制を独自にかけたと言う話。

もう…
こうなったら全世界共通でいいのでは…?とすら思うのですが、一応、現時点で日系航空会社はまだモバイルバッテリーの機内使用については、特に制限がない状態(渡航先で国や地域自体で制限が出ている場合を除く)。

確かに機内で使えれば、フル充電でそのまま渡航先に降り立てるのは有難い訳だけれども、それよりも機内での安全の方が大切だと思うんですがね…

もう全世界共通仕様にすればいいのに…

それにしても…

ここまで危険になっているモノを気軽に売り出していていいのか?と言う気にはなる。

別に機内でなくても、暑くなるシーズンだと熱暴走とかもある訳ですしね。

でもこうして制限が広く掛かってくると、やはり国際線では充電設備の有無と言うのは気にしたいところですかね。

LCCだと確かに距離は短めだけれども、機内サービスが何もないので、予めダウンロードしておいた動画とかも見たくなるけれど…
フルサービスキャリアも新しい機材だと充電設備が整っているけれども、古い機材だとやっぱり充電設備はない訳で、いちいち確認するのも億劫(しかも機材変更とかは多々ありますしね)。

今回の「サウスウエスト航空」の措置も、あくまでも早期の対応が可能と言うだけで、根本的な解決でもなく、それはそれでどうなの…?と言う気にはなる。

それにしても、世界的に共通での動きが遅いのは、何故なのやら。

これだけ事故が多発している訳だし、共通ルールでしっかりと運用した方が、利用者としては分かりやすいようにも思うんですけれどもね。

日本在住だとまだ特に制限が掛かっていないから、久々に韓国線とかに乗ったら戸惑うでしょうし。

そうならないのは、何か見えない力が働いているのだろうか…?

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