「大阪・関西万博」がいよいよ開幕しましたが、概要や個人的な感想を交えながらご紹介したいと思います。
なお、この記事は、stand.fmで放送した配信を元に構成しています。
ポッドキャスト・YouTube配信でも同様の内容を配信していますので、興味が湧いた方はそちらでもお楽しみください。
大阪・関西万博の概要と期待される影響
万博は184日間の開催、来場者数はなんと2820万人!?
2025年の大阪・関西万博がいよいよ開幕しました。
2025年4月13日から10月13日までの184日間に渡って開催されますが、想定来場者数はなんと2,820万人。半年足らずでこれだけの人が訪れるとされているのですから、まさに一大イベントと呼ぶに相応しいと言える話。
もちろんこれはあくまで「想定」ではありますが、これほどの人数が動けば、経済効果も計り知れないものでしょう。特に宿泊や飲食、交通などへの影響は大きく、関西圏にとっては久々のビッグチャンスと言えるのかも知れません。
55年ぶりの「一般博」、大阪では3回目の開催
今回の万博は、1970年に開催された大阪万博以来、55年ぶりの「登録博(一般博)」です。
前回は現在の万博記念公園(エキスポシティなどがある場所)で開催され、未だに太陽の塔が残っていたりするので、ご存じの方も多いかも知れませんが、特別博を含めると大阪では3回目の万博開催となります。
「花博(国際花と緑の博覧会)」(現在の鶴見緑地で開催)も大阪で開催された特別博の一つで、これも1990年以来約35年ぶり。これだけの頻度で一つの都市で万博が開かれるのは、世界的にも珍しいことです。
万博に感じる個人的な魅力と興味
テーマは「命輝く未来社会のデザイン」…ちょっとわかりにくい?
今回の万博のテーマは
「命輝く未来社会のデザイン」
この言葉だけを聞くと、少し抽象的で、正直ピンとこないと言う方も多いのではないでしょうか?
ってか、これだけだと何を言っているのか、さっぱりです。
最終的には、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指しているとのことですが、なんとなく「SDGsって言っておけばいい」みたいな空気も感じてしまいます。
海外パビリオンがとにかく楽しそう!
そんな中で個人的に興味をひかれるのは、やはり各国のパビリオン。
なかなか行く機会のない国々の文化に触れられる場として、万博には大きな魅力を感じます。
もし万博に行けるとしたら、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、サウジアラビア、トルクメニスタン、そして南米の国々のパビリオンをぜひ見てみたいかなぁ…
特にトルクメニスタンは、過去にビザ申請がうまくいかなかった思い出がある国(現状でもツアーと言う形式を取らないと基本的にはビザの申請が下りない国ですが)。
つまりはやや行きにくい国。
そんな国の雰囲気を感じられる機会はそうそうありません。
サウジアラビアにも行ったコトがありますが、それでもなお興味が尽きない。
こうした海外文化との接点が持てるのが、万博ならではの醍醐味だと思います。
記憶に残る万博へ——そして未来へのきっかけに
小さな記憶が、大きな世界への扉に
今回の万博とは直接関係ありませんが、実はかつて開かれた「奈良シルクロード博」の記憶が今も残っています。
幼少期だったコトもあって、ホントにおぼろげながらですが。
異国の雰囲気を感じたあの時の体験が、私の「旅好き」に影響を与えているのかも知れませんが、少なくとも、異国の雰囲気を感じた記憶で最古の記憶が「奈良シルクロード博」。
実家には今でも「タクラマカン砂漠の砂」が残っていたりして、そんな記念品を通して当時の思い出が蘇ります(いや、ホントに僅かですが)。
だからこそ、今回の万博も、誰かの心に小さな種を残すようなイベントになればいいなと思っています。
若者の海外離れが進むいまだからこそ
現在、日本人のパスポート保有率はわずか17%。100人中たった17人しか持っていないという現実があります。
理由はさまざまですが、「海外に触れるきっかけがない」というのも一因ではないでしょうか。
そんな時代だからこそ、万博のような「世界と出会える場所」は、貴重な体験になるはずです。少しでも興味を持つきっかけになって、海外へと視野を広げていく人が増えればいいなと思います。
あなたは行きますか?行きませんか?
ボク自身は、万博の開催期間中に一度関西を訪れる予定はあるものの、現時点では足を運ぶかどうか決めかねています。
混雑が予想されるゴールデンウィークや夏休みは最初から行きたくない気しかしないですから平日限定。
ただ6月は梅雨で天気も微妙…
さらに酷暑になるタイミングも避けたい…
となると、いつ行けばいいのか、悩ましいですかね。
ホテル料金も高騰しており、これは万博の影響というより、インバウンド需要の回復によるものでしょう。
ですが、タイミングが合えば、ぜひ行ってみたいという気持ちもあります。
万博というイベントに対する感じ方は人それぞれですが、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。もしかしたら、あなたの人生に残る新しい出会いがあるかもしれません。
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