ベトナム航空は国内線ほぼ全便が3タミへ!
ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港が、2025年4月19日、第3ターミナルをプレオープンさせました。
正式な開業は南部開放・南北統一50周年の記念日となる2025年4月30日になる予定。
今後、段階的に既存の国内線ターミナルである第1ターミナルからの移管が進められるコトになるが、第3ターミナルは国内線専用ターミナルで、以下の航空会社が利用する見込み。
- ベトナム航空(以下の路線を除く国内線全便)
- コンダオ(コンソン島)
- カマウ(カマウ省)
- ラックザー(キエンザン省)
- ベトジェットエア(国内線全便)
ベトナム航空は子会社のベトナムエアサービスが運航する国内線だけが残ると言う感じで、基本的には第3ターミナル利用になるので、ベトナム2大エアライアンが揃って第3ターミナルを利用するコトになりそう。
寧ろ、第1ターミナルに何が残るの?と言う感じすらします。
一応、既存の第1ターミナルを今後も利用するのは、
- ベトナムエアサービス
- バンブーエアウェイズ
- ベトラベルエアラインズ
- パシフィックエアラインズ
と言うコトになりそう。
ベトナムエアサービスは小型機での運航だし、バンブーエアウェイズは大きく規模を縮小させて経営再建中、ベトラベル・エアラインズはまだ機材が1機しかない状態の新興航空会社だし、パシフィックエアラインズも経営再建中で機材はベトナム航空からリースしている1機だけで、何とか免許を維持しているような状態。
つまりは第1ターミナルはバンブー以外は、ほぼ稼働させない感じと言っても良いのかな?と。
ベトナム航空とベトジェットとターミナルが分かれれば、混雑も解消するのだろうけれど、これじゃ単に第3ターミナルが混雑するだけのようにも見えるけれど、ずっとこの運用になるのかな…?
総投資額は11兆VND(約600億円)。
年間旅客処理能力は2,000万人。
ターミナル間の最低乗り継ぎ時間も変更に!
既にベトナム航空は4月19日からホーチミン~ハノイ線は全便、第3ターミナルからの運用に切り替わっているので、今後、日本人でも利用する人が増えそうな気がしますが、ベトナム航空での第3ターミナルへの最低乗り継ぎ時間が、以下の通りでアナウンスされています。
- 第3ターミナル~第1ターミナル:80分
- 第3ターミナル~第2ターミナル:120分
- メルボルン・シドニー→ホーチミン経由ハノイ行き…140分
- 台北→ホーチミン経由フーコック行き…170分
第2ターミナル~第3ターミナル間の連絡バスは、10~20分間隔で運行され、所要時間は約20分とのコトなので、結構、ターミナル間の移動は余裕を見た方がよさそうな感じですね。
まぁ、ホーチミンの空港に関しては、現在、ロンタイン国際空港が建設途中で、正式な開業も見えてきているような状態なので、もうそれまで第2~第3ターミナル間の移動をやり過ごせればいいと言う感じなんでしょうかね。
新空港が出来たら、既存の第2ターミナルとかはどうなるんだろう?
また便数が少なくなった第1ターミナルとかも、このままの運用なんだろうか…?と思いつつ、第3ターミナルの新設は、第1ターミナルの混雑緩和と年間旅客処理能力を最大5,000万人に引き上げると言うのが目標値。
第3ターミナルの年間旅客処理能力は2,000万人なので、今後も既存ターミナルは併用なんでしょうね。
新空港の開港も前倒しになる予定
折りしも日本はゴールデンウィークを控えている状態。
なので、ベトナムの国内線を利用すると言う機会も多そうな気もしますが、日本発の往路は第2→第1ターミナルで乗換だったのが、帰路は第3→第2ターミナルでの乗換だったと言う人も出てきそうですね。
まぁ、遅延しない限りは、そこまで問題にはならないかと思いますが。
現在のホーチミンの空港は、市街地にも出やすい便利な空港。
第3ターミナル開業で混雑も緩和されるだろうし、新空港開業前までに行っておくべきかな…とすら。
新空港は、かなり大きめの面積を備えていますが、そもそも市街地から約40km離れているんですよね。
路線バスですら約30分で中心部まで行ける現在と比べると、やっぱり新空港は便利じゃないんですよね。
開港と共に鉄道アクセスなんかもできたら別なんですが…
でも第3ターミナルの開業。
さらに新空港も工事の進捗が良くて開業が早まりそうな見通しなだけに、今後、ホーチミンの空がアツくなるのは間違いなさそうですが。
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