ピーチ、座席区分変更+座席指定料金など改定に!

座席区分や座席指定・受託手荷物料金などを改定

「Peach」が、2025年4月2日以降の予約分から、オプション・サービス内容の変更と料金の改定を実施しています。

まず改定になるのは、

  • 座席区分の変更
  • 予約キープサービスの変更
  • 各種料金の変更

の3つですが、それぞれ順に見てみるコトにします。

座席区分の変更

まず座席区分が変更に。
これまでの座席区分は、こんな感じ。

  • ファーストシート…1列目
  • スマートシート…2~5列目+非常口座席(12・13列目)
  • プレジャーシート…6~11列目+14列目以降の窓側席
  • スタンダードシート…上記以外(14列目以降の通路側・中央席)

こんな感じの4区分。

それが以下の通りに変わりました。

  • ファーストシート…1列目
  • フロントエリア…2~10列目
  • ミドルエリア…11~20列目
  • バックエリア…21列目以降

こんな感じになり、幾分、すっきりした感じになりました。

予約キープサービスの変更

サービスの申込期限と支払の保留時間が変更になりました。

 改定前改定後
申込期限14日前72時間前
支払保留時間48時間24時間

こちらはグンッと時間が短縮する感じになっているので、注意が必要と言う感じになりそうですね。

各種料金の変更

座席指定料金

まずは座席指定料金から。
国内線はこれまで運賃区分と航空券購入時の予約か購入後の予約かによって区分がありましたが、ウェブサイトからの購入の場合は、以下の通りに(改定前の()内料金が航空券購入後の指定料金)。

国内線改定前改定後
バックエリア(スタンダード)790円(930円)800円
ミドルエリア(プレジャー)840円(980円)1,200円
フロントエリア(スマート)1,090円(1,230円)1,800円
ファストエリア(ファスト)指定不可(指定不可)指定不可

国内線でファストエリアは従来通りスタンダードプラス運賃のみ指定可能で、改定後も変わらず(スタンダードプラス運賃の場合は、+1,000円)。
スタンダード・スタンダードプラス運賃の場合は、バック~フロントエリアまで指定無料なのも変更なしです。

国際線は路線によって指定料金が異なりますが、以下の通りに。

国際線Zone AZone BZone CZone D
バックエリア800円(790円)1,900円(1,790円)
ミドルエリア1,300円(940円)2,400円(2,090円)
フロントエリア1,900円(1,400円)3,100円(2,820円)
ファストエリア1,500円(2,500円)2,500円(5,790円)

Zoneは分かれていますが、2タイプと言う感じですね。
ファストエリアはスタンダードプラス運賃のみ指定可能。
バック~フロントエリアについては、ミニマム運賃でウェブサイトから航空券を購入した際の料金になります。

受託手荷物料金

さらに受託手荷物の料金も以下の通りに改定になりました。

 改定前改定後
国内線2,000円2,400円
国際線|Zone A2,400円2,600円
国際線|Zone B3,400円3,600円
国際線|Zone C6,800円7,500円
国際線|Zone D5,500円6,100円

ミニマム運賃は1個目から有料。
スタンダードとスタンダードプラス運賃は、1個目までは無料。
上記の表の価格は、ミニマム運賃で航空券を購入時に受託手荷物アリを指定した場合の料金になります。

金額としてはおとなしめ?

座席区分の変更については、窓側・通路・中央席の区分がなくなったので、かなりすっきりして見えますね。

今までは後方の座席でも窓側だとプレジャーシート区分になっていましたが、改定後は、21列目以降であれば窓側席でもバックエリア区分になります。

その代わり、中列エリアが今までは非常口座席の13列目までと言う感じでしたが、グンッと後ろに伸びて20列目まで中列エリアに。

またフロントエリア区分も、フロントと言いつつも10列目までがエリアになり、今までの倍以上のエリアに。

そう言う意味でも増収策と言う感じですね。

座席指定料金については、おとなしめの増収と言う感じではありますが、距離的にZone Cでフロントエリアで片道500円の増なので、往復でも1,000円の増。

でも国内線の場合、今まで1,090円のプラスで指定できたスマートシートが、1,800円になるのは、ちょっと頂けないですかね。

しかもフロントエリアが真ん中まで伸びている訳ですしね。

そもそも「Peach」って機材が大型な訳じゃないですから、後方列であってもそこまで乗降に時間が掛かる訳じゃないですし、前方エリア指定する必要もないのかな…と言う気になります。

コロコロと変えすぎです

増収策なんだろうなぁ…と、ちょっと思う。
LCCってこうした付帯サービスでも稼ぐと言うのが、経営の根本にあるので、それ自体は間違ってないとも思うし、上げ幅もおとなしいのは事実。

でも、今の運賃区分になってそこまで時間が経ってない。

今の名称になったのは、2024年10月だ。
その前の2023年2月発売分でも座席指定料金などを改定している。

つまりちょっと改定しすぎなんじゃないの…?と。

ここまで変更があると、定着もしないでしょうし(それが狙いなのかな?)。

値上げは経営判断だから仕方ないし、需要と供給による話でもある訳だけれども、もうちょっと腰を据えて運賃体系を考えて欲しいかな…と。

逆に言えば、それだけ臨機応変に動けるとも言えますが…

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