ワンワールド・コネクトから正式加盟へ!
「フィジーエアウェイズ」が、2025年4月1日付でワンワールドに加盟したコトが発表になりました。
既に2018年から「フィジーエアウェイズ」は、ワンワールド・コネクトとしてワンワールドアライアンス入り。
このワンワールド・コネクトは、新しい加盟制度で、加盟するためにはスポンサーとして最低3社以上のワンワールド加盟航空会社を必要とする制度。
「フィジーエアウェイズ」の場合は、アメリカン航空・ブリティッシュエアウェイズ・キャセイパシフィック航空・カンタス航空の4社がスポンサーになっていました。
優先搭乗とビジネスクラスチェックインカウンターでの搭乗手続きなどは、ワンワールド全加盟会社の上級会員が利用できるが、マイレージやラウンジの相互利用と言った部分は、一部の加盟航空会社の実の利用と言った制限がありましたが、今回の加盟で、そうした制限がなくなるコトになります。
まあ傘下の「フィジーリンク」も同様にワンワールドメンバー入り。
「フィジーエアウェイズ」は、成田路線も運航している他、ワンワールドメンバーの拠点としては、シドニー・香港・ダラスやホノルル線などを運航しているが、南太平洋諸国へのフライトも多く、ワンワールドが一気にこのエリアではプレゼンスを上げると言うコトになりそう。
アメリカン航空のプログラムを使用へ
今回の加盟にあたって、「フィジーエアウェイズ」はマイレージプログラムは自社独自のTabua Clubではなく、アメリカン航空のAAdvantageを採用。
ただ資本関係にない他社のマイレージプログラムの利用と言うのは、なかなか定着していないのが実情。
効果的な販売促進などが打ち出しにくいですからね、他社プログラムの利用だと。
ただ「フィジーエアウェイズ」は路線網こそ広がっていて、14カ国25都市にネットワークを持っていますが、機材数は23機とそこまで大きな会社ではない。
そう考えると、自社プログラムを維持するコストも高めになりそうですからね。
ただなんでアメリカン航空なのだろう…?
地域的に見れば、カンタスって感じなのですが。
そしてこれでワンワールド・コネクトメンバーがゼロに。
ワンワールドは3大アライアンスの中でも、最も加盟航空会社が少ないアライアンスなだけに、間口を広げると言う意味ではアリだと思うのですが、続く会社がない。
そう言う意味では失敗に終わったと言えるのかも知れませんね。
確かにちょっと中途半端な部分はあるので、なかなかハマる会社が見当たらないのかも知れませんが、これで消滅してしまうのかどうか…
個人的には、バンコクエアウェイズなどがワンワールド・コネクトメンバーになってくれたらなぁ…と思わなくはないですが、どうなんでしょうね。
それだったらアフリカか中国の航空会社の方が可能性があるのかな…?
次はオマーン航空のワンワールド入りが控えるが…
ワンワールドとしては、今年は、「オマーン航空」が6月30日に加盟する予定なので、地道に加盟航空会社を広げている感じ。
ただ現時点では、正式に「オマーン航空」の次に続く航空会社はない状態。
一応、台湾の「スターラックス航空」が加盟を目指していますが、正式なアナウンスとしては出ていない状態。
世界的なアライアンスとしては、拡大する方向ではなく、買収によってアライアンスが変わると言う感じな流れになっていますが、ワンワールド加盟航空会社による航空会社の買収・経営統合は、アラスカ航空によるハワイアン航空の買収ぐらい。
JALが加盟しているコトもあって、日本人的には聞き慣れたアライアンスではありますが、やはりもう少し加盟航空会社が増えて欲しいのが実情と言えそうですが、この先も地道に加盟を希望する航空会社が出てくるのかどうか…
どうなんでしょうね。
案外、そこまで可能性は高くないと言う気がしますが…
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