2027年度以降に投入へ!
JAL傘下で中・長距離路線をメインに据えるLCCの「ZIPAIR」が、ボーイングB787-9型機を導入するコトを正式に発表しました。
これは現在、JALが使用している同型機を10機前後の規模で改修し、「ZIPAIR」に導入させると言うモノで、実施に投入される時期は、2027年度以降になる計画。
現状、JALのB787-9型機は国際線機材。
「ZIPAIR」が使用しているボーイングB787-8型機よりも全長が約6.1m長い機材で、2015年7月から運用を開始し、現在、22機。
この一部を「ZIPAIR」に転出させる形。
既にJALは、2028年度以降に受領予定の確定発注として、国際線機材としてB787-9型機を発注済み。
玉突きのような形で、現行のB787-9型機が「ZIPAIR」に転出すると言うコト。
「ZIPAIR」は現在、B787-8型機を8機で運用中。
2026年度上半期には、B787-8型機の新造機を2機、受領する見通しで、当初の計画であった10機体制が構築されるコトになり、その後の動きが注目される形でしたが、やや全長が長いB787-9型機を導入するコトで、満席になる「ZIP-Full-Flat」の提供座席数を増やしたいと言うか考えなのだと思われます。
どこに飛ばす?それとも増便メイン?
2020年6月に就航した「ZIPAIR」ですが、3月からは片道約14時間掛かるヒューストン線の運航を開始。
現在の就航地は、こんな感じになっています。
- 東アジア:ソウル
- 東南アジア:マニラ・バンコク・シンガポール
- ハワイ:ホノルル
- 北米大陸:ロサンゼルス・サンノゼ・サンフランシスコ・ヒューストン・バンクーバー
まずは機材が大きくなるコトで、より多くの需要を確保できる形になる訳ですが、現状、座席数は未定と発表されています。
便数を増やすとなれば、期間限定で増便が行なわれたりするバンコクが筆頭になるのでしょうが、フルフラットシートを増やす形になるのだとしたら、やはり投入されるのは北米大陸路線がメインになってくるのかな…とは。
JALから転出する機材数は、今のところ10機程度の規模になりそうとのコト。
1日1往復化がされていない路線を中心に増便に回るのか。
それともバンコク線のように1日複数便に回るのか。
新規就航路線が増えるのか。
どうなんでしょうね。
米国東海岸線への就航ももちろん、目指しているのでしょうが、個人的には就航都市を増やして欲しいと言う気はします。
うまく波に乗っていると言えども、まだ機材数は8機。
これから増えて10機と言う規模なので、路線数もまだまだ多くはない感じなので、今回、増える機材については、新路線の開拓メインに据えて欲しいなぁ…と。
ただ貨物もそこそこの需要がある都市となると、なかなか選定が難しい話になるのかも知れませんが。
今後も楽しみにしたいZIPAIR
比較的、安価で搭乗できる「ZIPAIR」。
昨今、燃油サーチャージが高止まりしているままなので、安価な「ZIPAIR」はやはり重宝したい航空会社の1つ。
でも、アジアだと飛ばしているのがソウル・マニラ・バンコク・シンガポールの4都市のみで、まだまだ物足りない。
あと2~3都市は最低でも欲しいところ。
個人的には、JALが飛ばしていないバリ・ペナン・ダナン・プノンペンあたりに飛ばして欲しいけれど、さすがに機材の大きさを考えると厳しいのかな…とも。
それならいっそインドに飛ばすとかもアリなのかな…とは(もしくはオセアニア)。
10機規模での機材増。
また1路線、1路線、着実に路線網を拡大させて欲しいなぁ…と。
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