4月1日搭乗分から適用
羽田空港を運営する日本空港ビルデングが、羽田空港の国内線旅客取扱施設利用料の値上げを発表しました。
値上げになるのは、2025年4月1日以降の搭乗分から。
但し、3月31日までに発券した航空券に関しては、現行の料金が適用になります。
具体的な値上げの金額は、こんな感じ。
区分 | 改定後 | 現行 | |
大人(満12歳以上) | 出発 | 450円 | 370円 |
到着 | 450円 | 370円 | |
小人(満3歳以上~12歳未満) | 出発 | 220円 | 180円 |
到着 | 220円 | 180円 |
改定の理由としては、
- 第2ターミナル本館~北サテライト接続部の建設
- 安全対策(エレベーター・エスカレーターの耐震強化)
- 環境対策(スマート空調・LED照明設置)
- デジタルサイネージ追加設置
- 第1ターミナル北サテライト建設
- 運用経費などの増加
などを上げている感じ。
ま、取れるところから取るって言う話ですかね。
再度の値上げもアリ?
正直、諸物価が上がっているので、値上げはやむを得ない感じもしなくはない。
それで働いている人の待遇改善に繋がるのであれば、アリだとも思うし。
だけれども、そもそも理由の筆頭に掲げられている第2ターミナル北サテライト~本館の接続工事。
こんなの元々、北サテライトを作る時に接続しておけばよかっただけの話。
北サテライトなんてできたのはついこないだなのに…と言う感じで、空港会社側のミスでしかないように思う。
グランドデザインがしっかりとしていないから、こうなっているだけなのでは…?と、ちょっと思ったり。
もちろん、値上げ幅はそこまで…と言う話ではある。
ただ往復で羽田空港を利用すると、740円が900円になる。
もう1,000円の大台が見えてくると言う感じ。
そう考えると、ちょっとなんだかなぁ…と思ってしまう自分がいたりはします。
しかも、である。
現在、第1ターミナルも北サテライトを建設中。
こちらは2026年夏ごろに供用が開始される見込み。
これができると固定スポットが増加する訳ですが、利用料の原価に影響が出るため、この第1ターミナルの北サテライトの供用スタートに合わせて、再度、施設利用料の値上げを予定しているコトも、発表になりました。
今回の上げ幅は片道80円。
次回も同じ程度の上げ幅になるのだとしたら、往復すると利用料だけで1,000円を超えると言うコトになります。
航空券を購入して、飛行機でどこかに出ようとすると、羽田や成田を使うと必ず必要になるモノ。
つまりは逃げられない利用料。
確かに利用しているし、ある程度の費用を負担するコトには抵抗感はないけれど、大してサービスが改善される訳でもないのに、値上げだけされると言うのも、腑に落ちないなぁ…と。
取りやすいところから取ってるだけ…
結局のところ、「取りやすいところから取る」。
なんだかそんな印象でしかない。
国際線は、まだトランジット利用の場合は、空港間での競争があるけれど、国内線だと空港間での競争もほぼないに等しいから、どうしても上げやすいですからね。
しかも羽田空港となれば、もう…と言う感じ。
環境対策として「AI空調」「LED照明」の費用なども、今回の改定で挙げていますが、寧ろ、ランニングコストは下がりますよね?って気にしかならないのだけれど。
もうちょっと具体的な数値を出してくれれば、納得もしやすいのですがね。
まぁ…
それでも利用せざるを得ないんですけれどね、結局。
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