100番目の就航地が札幌に!
オーストラリア最大の航空会社である「カンタス航空」が、2025年12月15日~2026年3月28日の季節運航ですが、新千歳~シドニー線を開設するコトを発表しました。
ひとまず、発表された運航スケジュールは、こんな感じ。
- QF108 新千歳19:40→シドニー08:35(翌日着)|月・水・土曜運航
- QF107 シドニー09:05→新千歳17:55|月・水・土曜運航
週3往復での運航。
新千歳発便は、日を跨ぐフライトになります。
利用機材は、ビジネスクラス27席・エコノミークラス228席の2クラスを擁するエアバスA320-200型機になる見込み。
なお、ビジネスクラスはフルフラットベッドになる機材。
この路線が実現すると、「カンタス航空」としては、4路線目の日本路線になり、さらに100番目の記念すべき就航地と言うコトになります。
狙うはもちろん、スキー需要!
狙いはやはり冬の北海道のスキー需要。
元々、ニセコを代表として、北海道のスキー需要がかなり高まっていましたが、それが季節運航ではありますが、航空路線をも運航させるコトになったと言うので、この需要は、もう本物なんだな…と。
この路線が実現すると、従来の乗り継ぎ便と比べると、かなりオーストラリアからの移動が楽になりますし、時間も短縮できる感じになるので、より北海道の人気が高まる感じになりそう。
ただシドニー発便だと新千歳到着が17:55。
この時間帯の到着だと、そのままスキー場に直行するのか、それとも札幌でステイするのか…
なんかかなりビミョーな時間帯のようにも思うけれど、どうなんでしょうね。
でもシドニー発が9:05なので、さすがにそれ以上早くすると、利用しにくいのも事実ですし。
現状、「カンタス航空」の日本路線は、以下の通り。
- 羽田~シドニー
- 成田~メルボルン
- 成田~ブリスベン
この他に、「ジェットスター」が、関空~シドニー・ブリスベン・ケアンズ、成田~ブリスベン・ケアンズの路線を運航しているので、グループとしては、8路線。
そこに季節運航ですが、新千歳線が加わる形に。
夏の北海道も魅力的ではありますが、さすがに通年運航は厳しいでしょうね。
あくまでもこの新千歳線はレジャー路線ですし。
ただスキー客をメインにすると、荷物が増えるので、「ジェットスター」ではなく「カンタス航空」運航便。
まぁ、単価も上げないと収益的にも長距離のレジャー路線は厳しいと言うのもあるのでしょうね。
雪以外の魅力も伝えられたら…
季節運航と言えども、週3往復。
なかなかのボリュームです。
最近、北海道には行けていないのですが、それだけブームになっていると言うコトなのでしょう。
シドニー線ならば、羽田便なので、JALとのコードシェア便で補える部分ですが、直行便を飛ばす訳ですからね。
北海道も広いですし、いろいろとスキー場がありますから、うまく分散できればいいですけれどもね。
ただ問題なのは、新千歳~スキー場のアクセスと言うコトにはなるのかも。
一気に200人規模の乗客がスキー場を目指すコトになりますからね。
貧弱なアクセスだとすぐにパンクする気がしなくもないけれど、どうなんだろう…?
でも、地方、北海道の魅力が広がって、またリピートしてくれるようになるのが、日本の観光産業にとって一番のプラス。
でもリピートを生むのは、雪もそうですが、それ以外の部分でも魅力が伝わらないと、なかなかかな…?と言う感じも。
まぁ、この路線の利用者は、あくまでも「雪」を求めているので、その他の部分はどうでもいいと言う人も多いでしょうが。
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