2月末でサービス終了に
ANAグループのANA NEOが手掛ける「ANA GranWhale」と「ANA GranWhale NFT MarketPlace」のサービス終了がアナウンスされました。
サービス終了までの具体的なスケジュールは、こんな感じ。
- 2025年1月22日9:59
- 有償Vマイルの販売終了
- ANAマイルと期限付き無償Vマイルとの交換停止
- 2025年2月28日15:00
- サービス終了
- 未使用の有償Vマイルの払戻受付開始
- 2025年4月30日10:00
- 未使用の有償Vマイルの払戻受付終了
サービス終了後は、アプリにログインもできなくなります。
またこの時点で保有するグランチップに関しては、有効期限に関わらず失効。
有償Vマイルについては、1Vマイルにつき0.82円(端数切り上げ)で計算の上、払い戻し。
サービス終了時点で保有しているANAのマイルと交換した未使用の無償Vマイルについては、相当分のANAマイルを、2025年3月1日以降にマイル口座に付与(申出不要で、自動付与ですが、ANAマイレージクラブとの連携が解除されている場合は、付与が不可)。
日本では2023年12月にローンチ(日本よりも先行してアジア地区では、2023年6月からローンチしていました)。
約60万ダウンロードがあったと言う話だが、なかなか有料課金が進まず、赤字の状態が続いていたとのコト。
立て直しに向けて検討を進めたが、黒字化になるまではかなりの時間が掛かりそうで、事業の継続が困難と判断した形。
「ANA GranWhale NFT MarketPlace」で販売した商品については、購入代金を全額、払い戻すが、2次販売で売却した場合は払い戻しの対象にならず、2次販売で購入した人が払い戻しの対象になるコトも、併せて発表になっています。
リアルとバーチャルの融合がうまく行かない理由は…?
一時は、かなりスマホ向けにCMを打っていたような感じがしたので、力を入れているなぁ…と思っていたのですが、撤退。
しかも見切りは案外、早いですね。
日本でのサービスがスタートしてから1年と少しですからね。
まぁ、それだけ有料販売が進まなかったと言うコトなのでしょう。
リアルとバーチャル。
ANAの顧客基盤をバックにしても成功しなかったと言う訳ですが、どうもメタバースって今一つ、波に乗り切れていない感じがするのは、単なる今がスタート期だからなのかな…?
マイルの付与などもあった訳で、それなりに仕掛けは用意していたと思うんですけれどね。
なかなか開発チーム側が思っている感じの成果が出ているところがナイような気がしてならない。
逆に、どれだけの赤字が出ていたんだろう…と言う気はする。
開発にはそれなりの予算をつぎ込んだでしょうし、1年強での見切りをつけて撤退となれば、やはりかなり赤字幅があったのかな?とも。
きっかけの1つとしてはアリだと思うけれど…
個人的には容量が大きすぎて使いにくく…と言うイメージがあったけれども、そもそも旅はリアルなモノとも思っているので、あまりバーチャルで旅をしたいとは思わない。
でも、こうしてバーチャルをきっかけに旅に出る人が出てくると言う仕掛けは、今後、もっと必要になって行くんだろうな…とも。
日本人が海外旅行に行かなくなって久しいが、要因は為替などの問題もあるし、1つじゃなく、いろいろあると思うけれど、“旅に出たい!”と思わせるきっかけがないと言うのもあるのではないか…と思うので。
そう言う意味では、もう1回ぐらい、テコ入れがあっても良かったのでは…と。
まぁ、その水準に達していなかったと言う話なんでしょうが、収益的に。
そして、「旅に出たい!」と思わせるきっかけにならなかったと言うのもあるのでしょう。
元々、ANAの顧客層が基盤になっているから、それなりに「旅に出たい!」と元から思っている人が多い訳ですしね。
コメントを残す