運航する2機ともに機材トラブル
新潟空港を拠点に現在3路線を運航している新興航空会社の「トキエア」の運休が続き、現状、2025年1月14日まで全便運休が発表になっている。
経営上のトラブルではなく、あくまでも機材トラブルによるモノ。
一連の流れは、こんな感じ。
- 2024年12月15日:2号機が飛行中に被雷
- 2024年12月19日:当面、1機での運航体制になるコトから運休ダイヤを作成(→2025年1月13日まで)
- 2025年1月6日:1号機が主翼の前縁の除氷装置が損傷(同日はBV404便以降全便欠航)
- 2025年1月7日:海外から部品を取り寄せる必要から、復旧に時間が掛かり、2025年1月10日までの全便欠航が発表
- 2025年1月9日:復旧に時間が掛かり、2025年1月14日までの全便運休が発表
こんな流れになっている。
交換が必要な部品が、海外から取り寄せているコト、さらに空輸後、陸路にて新潟空港へ運ぶコトから、降雪などの天候によっては遅延の可能性があるコトを明らかにしている上、部品の交換作業についても、屋内作業スペースを保有していないために、新潟空港の天候次第では、作業時間がさらに長引く可能性があり、その場合は、全便欠航期間が延長となる可能性がある旨も、発表になっています。
2機のトラブルが重なるのは、不運としか言えないが…
現状、運航可能なのが2機のみ。
3号機になる機材も既に受領しているが、こちらも稼働できず。
機材が少ない新規の航空会社なので、致し方ない話ではあるし、2つの機材のトラブルが重なったのは不運としか言えない。
しかも被雷。
そして除氷装置の故障。
特に被雷については、どうしようもない話ですし。
でも、不具合を無視して運航する訳にも行かないので、こうした全便欠航と言う措置が取られたのは、プラスで考えたいところではありますが。
ただ経営的には、繁忙期になる年末年始は運航体制が半減。
さらに帰省も見込まれる成人の日関連の連休も全便欠航(その前に新潟エリアの成人式がいつ行われるのかは知りませんが)と言うのは、やっぱり痛手だろうな…とも。
まだ1機体制でも運航が継続されれば、日銭も入って来るけれど、全便欠航となると、キャンセル分の払戻だけが進み、日銭が入って来なくなりますからね。
また対外的なイメージとしても、“避けたい”と思われてしまうのは、結構、致命的ですしね。
さらに新潟~仙台線とかは、他に対抗交通機関も多くはなく、空路だと「トキエア」のみなので、振替とかもできないですし…
ただ整備が進むのを待つだけ
折りしも寒波が到来している状態。
はたして現状の予定通りで、作業が進むのかどうか。
さらに進んだところで、まだ2号機の修理は終わらず、1機体制での運航が続く形ですが、とりあえず、まずは1機、1機、順番に機材の整備が終わるのを願うばかりですね。
「トキエア」が…と言う話ではなく、新規で就航するような航空会社ならば、どの会社も共通して、機材トラブル時の欠航は、やっぱりついて回る話です。
問題は、それからどれだけの早さで立ち直せるのか。
そう言う話。
ただ…
やっぱり予約していた人からすると、このタイミングでの全便欠航は厳しい話ではありますね。
そして2機ともに機材トラブルが解消したら、いよいよ3号機の突入!
これでまた巻き返し・上昇気流に転じると良いですね。
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