チェジュ航空、務安での事故を受けて、大幅な運休・減便を実施

務安発着便は国内・国際線共に全便運休

韓国の務安国際空港で、着陸に失敗し、近年の韓国では最大の犠牲者が出た「チェジュ航空」。

まずは今回の事故で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

まだ事故の原因などははっきりしていないモノの、「チェジュ航空」が、2025年1月6日から冬季スケジュール期間中、1,900便の運航を減らすコトを発表し、まずその対象便の第1弾を明らかにしています。

現状の対象路線は、こんな感じ。

  • 国内線
    • 金浦~チェジュ
    • 清州~チェジュ
    • 釜山~チェジュ
    • 務安~チェジュ
  • 国際線
    • 務安~長崎…全便
    • 務安~バンコク…全便
    • 務安~コタキナバル…全便
    • 務安~台北…全便
    • 務安~張家界…全便

務安発着便に関しては、国内線については、光州便へ、国際線については仁川もしくは釜山便への予約変更を行なう模様(希望する場合)。

今回の運休対象になったのは、国内線だと4路線838便。国際線は5路線278便の合計1,116便。
事故が起きた務安発着便は、これで全ての「チェジュ航空」運航便が運休と言うコトになります。

さらに今後、国際線において、1日複数便の運航がある路線を中心に減便を計画しているとのコトで、対象になる可能性が高いのは、東京・大阪・福岡・ダナン・香港路線あたりになりそう。

因みに、2025年3月29日より前に出発する便については、国内線・国際線を問わず、キャンセル手数料は全て無料にする措置も、発表されています。

日韓路線も多いだけに余波は大

まだ調査も始まったばかり。
それなのに、減便。
さらには務安発着便の「チェジュ航空」運航便は、この冬スケジュール期間内は全便が運休。

「チェジュ航空」は、韓国LCCの中では最大規模の航空会社。

事故の後、航空券のキャンセルが相次いでおり、事故後の1日間だけでキャンセルが約68,000件に達したと言うコトで、巨額の現金が流出すると言う事態になっているのは、確実で、少しでも止血をしたいと言う表れなのでしょうか。

日本路線も多く運航する航空会社なだけに、余波は大きそう。

でも、まずはしっかりとした原因究明。

それに尽きる話。

バードストライクがあったのは間違いがないが、それがどう言う経緯で電源の喪失などに至ったのかなどは不明の状態で、様々な不具合が重なった可能性もある。

それが機材によるモノなのか、「チェジュ航空」側の整備不良なのかも、今一つ、不明な状態。

一早く解明すると言うのは、なかなか難しい話なのでしょうが、今後、いち早い進展を望みたいところ。

原因究明を待つだけ

話が見えてくれば見えてくるほどに、不可解な話が出てきている事故。

まぁ、逆に今の時点で何かを論ずるのは、不適切な感じすらする(なので、今まで記事として書いてこなかったのですが)。

フライトレコーダーは一部、破損はしているが回収済み。
ボイスレコーダーも回収済みとのコト。

とにかく、今は原因の究明が進むのを待つだけ。

また、現時点でキャンセルしていない予約を持っている方は、今後の運航状況に要注意と言う形になるかと。
運休が決定した場合は、メールなどで連絡は来るかと思いますが、日本語サイトだと、情報が遅く、一早く情報を得たい場合は、韓国語サイトに飛びつつ、和訳すると、運休情報が早く見れるかと思います(最上部のおしらせの項から確認できます)。

そして、改めてお亡くなりになられた方々のご冥福を祈るばかり。

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