1日2往復で運行再開!
福井が拠点の「京福バス」と「福井鉄道」が、2024年12月21日から運休中の大阪・京都~福井間の高速バスの運行再開を発表し、既に両社のホームページにて予約の受付を行なっています。
具体的な運行スケジュールなどは、こんな感じ。
- 運行再開日…2024年12月21日
- 運行スケジュール…
・福井駅東口07:10→大阪(阪急三番街)10:30|京福バス
・福井駅東口09:30→大阪(阪急三番街)12:50|福井鉄道
・大阪(阪急三番街)16:40→福井駅東口20:00|京福バス
・大阪(阪急三番街)18:40→福井駅東口22:00|福井鉄道 - 停留所…福井駅東口・鯖江IC・越前たけふ・敦賀IC・京都深草BS・大阪阪急三番街
- 運賃…
・大阪~福井駅東口…4,700円
・大阪~鯖江IC・越前たけふ…4,400円
・大阪~敦賀IC…3,300円
2023年3月1日から運休中だった路線(実際にはコロナ禍の影響で2020年から運休中)。
元々、運休する前までは、阪急観光バスも共同運行に加わっていた路線で、1日3往復(各社が1往復ずつ)でしたが、今回は福井側の2社のみの運行再開と言うコトで、引き続き、阪急観光バスが担っていた大阪(阪急三番街)08:40発と福井駅東口17:30発は運休と言う形に。
また以前は武生ICと名神高槻BS・千里ニュータウン・新大阪にも停車していたが、再開後はスルーし、新たに越前たけふが加わっての運行再開と言うコトになります。
乗り換えなしで大阪の利便性をどれだけ訴えられるか
全国的に、バスの運転手不足が叫ばれ、さらにガソリン価格も高騰している中での運行再開。
「京福バス」などでも運転手不足状態ではあるし、高速バスも東京線を廃止したりしているが、北陸新幹線の敦賀延伸で、福井からだと乗り換えが必要になったコトが要因の1つでしょう。
新幹線を利用すると、値段は高くなり、乗り換えが生じ、それでいて大して早くなっていないのが、大阪~福井間ですからね。
「京福バス」と「福井鉄道」は、名古屋~福井線でも攻めの姿勢を見せて、功を奏しているので、大阪線でもそれを狙いたいと言うコトなのでしょう。
ただ1日2往復。
しかもどちらも福井側の企業なので、関西圏在住だとちょっと利用しにくい時間帯なのがネック。
また福井発も初便が大阪に着くのが10:30と言うのは、ちょっと遅めなのは、否めないかな…と。
名古屋線だと福井発の初便が06:00で、名古屋着が09:00。
名古屋発の終バスが20:00で、福井着が23:00。
この辺りの時間帯だと、観光でも利用しやすいように思うけれど、今のダイヤだと、ちょっと中途半端な感じがしなくもないけれど、どうなんだろう。
ただ運賃を片道1,000円上げて来たので、多少、利用が少なくても、収支は改善するのかな…とも。
でも何よりも、乗り換えなしの利便性をどれだけ強く訴えられるのか…と言う感じでしょうか。
何気に高速バスが不便な福井
バス業界は今、あまり明るい話題がない中で、こうした攻めの姿勢は、嬉しい限り。
しかも、福井って何気にバスだと不便なんですよね。
「京福バス」も東京線を廃止しましたが、東京~福井間のバスは他に多くはなく、大体の高速バスは、金沢どまり。
ただ新幹線開業とともに、交通系ICカードを利用できるようにしたり、いろいろと取り組んでいるのも事実なので、大阪線が軌道に乗って少しでも収益が改善して行けば、また良い循環が生まれて来るのかも知れないですね。
ただやっぱり新幹線と比べると、便数の少なさはネック。
阪急バスが戻ってこない限り、大阪発の需要は期待できないかな…と。
何と言っても福井は人口が少ないので、福井側だけの需要だとなぁ…と、ちょっと心配になります。
しかも新幹線開業とともに運行再開しておけば、一緒に広報もできたけれど、今からだと…と言う感じもあるし。
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