年内に1日2往復体制に戻る!
「ANA」のみが運航している羽田~能登線。
現状、1日1往復での運航になっていますが、2024年12月25日から1日2往復での運航に戻るコトが明らかになりました。
運航予定スケジュールは、こんな感じ。
- ANA747 羽田08:55→能登09:55
- ANA1451 羽田14:00→能登15:00
- ANA748 能登10:40→羽田11:45
- ANA1452 能登15:40→羽田16:45
使用機材は、ボーイング737-800型機(2クラス合計166席)もしくはエアバスA320型機(2クラス合計146席)。
能登半島地震後に寸断された奥能登方面の大動脈である国道249号線が、今年中にも基本的には、通行が可能になる見込みが発表になり(一部は迂回路、また住民もしくは緊急車両限定)、空港からの障壁が少なるコトを踏まえての措置。
1月1日。
元旦に起きた震災。
そして水害。
これで少しは能登に行きやすくなり、いろいろな支援が進み、また少しずつでも生活が戻って行けば良いのですが…
利用率は踏ん張っている状況
さて、その「のと里山空港」。
ANAの羽田線のみが運航されている小さな空港。
震災で滑走路に支障が出て、その後、応急処置で復旧し、自衛隊機のみの離発着になった後、ANAが1日1往復で運航を続けていましたが、2024年度の利用状況が発表になっています。
と言っても、2024年7月7日~8月末に掛けての、約2ヶ月分だけですが。
それによると、こんな感じ。
利用者数 | 搭乗率 | ||
実数 | 対前年度 | 実数 | 対前年度 |
10,778人 | ▲47.4% | 68.1% | +10.7ポイント |
多い・少ないとかそう言う話でもなければ、そう言う段階でもない。
ただ前年に比べると、便数が半減してさらに周辺道路が壊滅的な状況の中で、やはりいろいろな支援などで利用された感じが良く分かる数値と言えるのかと。
観光客の利用はまだまだほとんどない状態ですからね(もちろん、支援のみならず、被災で非難した方の利用なども含まれているのでしょうが)。
因みに、アクセス状況ですが現時点では、こんな感じ。
- ふるさとタクシー(乗り合いタクシー)|運行中
利用日の前日15時までに予約が必要 - 路線バス|運行中
金沢~輪島特急バスが運行中 - レンタカー|限定営業中
空港施設についても、現状は限定で営業中。
現時点では、2階売店(セレンディピティ)とレストランあんのんは9:00~14:00の営業で、1階売店(つくし)のみ9:00~17:00の営業ですが、2往復体制になって以降の営業時間は未発表です。
復興機運が高まるか…
まもなく1年。
元々、過疎地。
そして半島。
一向に復興が進んでいないようにも思えましたが、空路はようやく元に戻る形。
着実に、でもその中でも迅速に。
復興が進んでいくコトを願わずにはいられないですが、その中で、ANAの2往復化と国道の開通は1つのエポックポイント。
これをきっかけに一気に復興機運が盛り上がって行けば良いのですが…
逆にこれをきっかけに機運が高まって行かないと、もう1年。
精神的に続かない感じにもなる。
ここで弾みがついていくように…と願うばかり。
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