久々のアライバルビザ、解禁!
「駐日ミャンマー連邦共和国大使館」が、Facebookにてミャンマー(ビルマ)へ空路で入国する場合、アライバルビザ(観光ビザ)を、2024年10月21日から1年間の試行期間で発給するコトを始めた旨、発表しています。
今回、新たにアライバルビザ対象になったのは、
- 日本
- 大韓民国
- マカオ
3つの国と地域のパスポート保持者。
既に中国(本土)やインドのパスポート保持者については、アライバルビザ(観光ビザ)の発給が始まっていますが、それに続く形になります。
ビザ有効期間は30日。
滞在期間の延長は不可。
その他の要件としては、入国時に専用フォームに記入をし、カラー写真(2枚)を添付して提出する形になります。
ビザ手数料は50US$で、パスポートの残存有効期間は、6ヶ月以上が必要。
大使館で取得する観光ビザの場合、28日間で、ビザ代は4,200円だったので、少しアライバルの方が高くなりますね(ただアライバルの場合は30日間有効になりますが)。
危険度情報は全土に出たまま
現状、ミャンマー(ビルマ)に出ている海外危険度情報的には、
- 全土にレベル2(不要不急の渡航は止めてください)
- ラカイン州・チン州・シャン州・ザガイン地域・カレン州・バゴー地域などにレベル3(渡航中止勧告)
と言うような状態。
危険度情報が全てではないけれども、しっかりと最新の情報・情勢を入手・判断が必要な状態と言うのは、間違いがない。
国軍と少数民族との戦闘が拡大しているイメージで、夏にはシャン州の要衝であり州最大都市のラショーまで戦闘が拡大。
少数民族側がラショーでの勝利を宣言するまでに至り、住民がマンダレーに避難すると言う状況にまでなっている模様だが、どこまで安全なのだろう…とは。
ヤンゴン近郊であれば、今もまだ問題なく旅が出来そうな印象だが、そこから先、どこまで行けるのだろう…
先日、タイに滞在していた時に、
「ミャンマーのビザ情報を教えて欲しいです」
と言う若い旅人がいたけれども、
「ビザは公式情報が全てなので、自分でしっかりと公式情報を確認して」
と、ちょっと強く言ってしまったコトがあった。
それすら確認できないのであれば、何かヤンゴン周辺でも事変があった際に対応できないだろうから(実際、大使館に行けば取れたんだけれども)、早く和平が成り立てばいいなぁ…
でも、そもそも今の体制下で和平になる道筋なんてものがあるのかな…?とも。
最新の情勢は必ず確認!
この夏も、タイ北部(特にチェンライ)は洪水の被害が激しかったけれど、ミャンマー(ビルマ)も被害が出ていた模様。
ただ今の情勢だとなかなか援助の手も入らないだろう。
国際機関的にも、国内の機関だとしても。
そもそもその情報は、ヤンゴン以外だと、あまり入ってこないような情勢でもあるし。
そうした中で、アライバルビザの解禁。
やはり外貨が欲しいのでしょうね。
それは間違いがない。
魅力のある国の1つ。
アライバルビザがひとまず解禁になりましたが、治安情勢と国内の動向はご自身で最新情報を必ずご確認くださいね。
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