12月に一気に2路線を開設へ!
韓国のLCC「イースター航空」が、釜山発着の日本路線を2路線、新規で開設するコトを発表しています。
新規で開設されるのは、釜山~熊本・那覇の2路線。
両路線共に、2024年12月19日からの運航開始で、運航スケジュールは、以下の通り。
- ZE968 熊本14:30→釜山15:55|毎日運航
- ZE967 釜山11:55→熊本13:25|毎日運航
- ZE964 那覇10:40→釜山13:00|毎日運航
- ZE963 釜山07:30→那覇09:40|毎日運航
使用機材は共に、189席を擁するボーイング737-800型機。
熊本~釜山は、「イースター航空」単独の路線。
那覇~釜山は、大韓航空系のLCCであるジンエアーも1日1往復で運航しているので、「イースター航空」が運航を開始すると、1日2往復の路線と言うコトになります。
会社更生手続き申請から一気に上昇モードへ
「イースター航空」と言えば、2009年から運航を開始しているLCCなので、比較的、韓国では老舗のLCC。
順調に路線網を拡大していましたが、2019年からの日韓関係の冷却化で日韓路線が大多数を占めていたために大打撃を受け、ライバルで韓国LCC最大手の「チェジュ航空」が買収する話に。
ただその後、コロナ禍が世界中に広がり、さらに経営が悪化。
給与の遅延なども起こり、2020年3月には国内線を含む全路線が運休に。
さらに「チェジュ航空」による買収も未払い賃金の支払いと言った懸案事項が解消されなかったコトで白紙に。
その後、人員削減・航空機材の削減を行なった上で、2021年1月には会社更生手続きを申請するまでに至っていました。
その後、売却先が見つかり、2023年3月にようやく運航再開へ。
ただその後の動きは早く、既に成田~ソウル(仁川)線などは1日4往復での運航になっていますし、その他の国際線もタイ(バンコク・チェンマイ)・ベトナム(ダナン・ニャチャン・フーコック)・台湾(台北松山・台北桃園)・中国(上海浦東・鄭州・延吉)などと、路線網が拡大している状態。
いや、一気に路線網は広げてきましたね。
一時の苦境が嘘のような勢いで。
で、今度は釜山発着の日本路線を一気に2路線。
怒涛の勢いです。
釜山にすら日系航空会社の路線がない…
まぁ、この辺りは一気に路線網を広げて行かないと、経営危機になっている間に、先行するチェジュ航空や大手航空会社傘下のジンエアー・エアプサン・エアソウルと言ったLCC各社との差が広がってしまいますからね。
釜山は韓国第2位の都市圏を誇る割に、航空路線網はそこまで広がっていないので、アリなのかなぁ…と思ったり(仁川が広がり過ぎているだけなのかも知れないけれど)。
逆に、日本の航空会社って、2021年にJALが撤退して以来、乗り入れがないんですよね。
お隣の国。
そして人口も経済基盤的にも申し分ないと思うのですが、1社も乗り入れがないって、どうよ?と、ちょっと言いたくなります。
そりゃ、韓国の航空会社が、続々と路線を開設してくる訳ですね。
コメントを残す