JAL、燃油サーチャージ改定へ!12月以降はゾーン「G」に!

一気に3ランクのダウンに!

「JAL」が、2024年12月1日以降の発券分からの国際線に適用する「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を発表しました。

現在のサーチャージは、10月1日以降の発券分は、ゾーン「J」ですが、今回の改定では、一気にゾーン「G」まで下がる形に。

ひとまず、燃油サーチャージ額は、こんな感じ。

エリア現行改定後
韓国・極東ロシア4,000円2,500円
東アジア(韓国・モンゴル以外)9,200円6,200円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム
モンゴル・イルクーツク
12,000円8,000円
タイ・マレーシア・シンガポール
ブルネイ・ノヴォシビルスク
18,500円13,000円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ22,500円16,000円
北米・欧州・中東・オセアニア35,000円25,000円

ヨーロッパ内での乗継便に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)/フィンエアー(AY)/イベリア航空(IB)が運航するJALコードシェア便利用の場合は、区間ごとにビジネスクラスは40USD・エコノミークラス32USDが必要

「JAL」の場合、燃油サーチャージは、シンガポールケロシンの市況価格2ヶ月間の平均を、同じ期間の為替レートの平均を円換算して出した金額を基に決定すると言う形になっていますが、今回の対象期間で見てみると、2024年8・9月のシンガポールケロシンの市況価格は、1バレルあたり平均88.69US$。
ここに平均の為替レート1US$=144.88円を乗じ、シンガポールケロシン市況の円貨換算額は、12,849円。

と言うコトで、ゾーン「G」に。

今回の改定分は、2024年12月1日~2025年1月31日までの発券分が対象になります。

 

安くなった?まだまだ高い?

「J」から「G」へ。

一気に下がった感じですね。

ただそれでもまだ…と言う感じ。

上記に記載した燃油サーチャージ額も、片道当たりの金額ですからね。

できれば東南アジアまでで片道10,000円は切って欲しいのが、本音ですかね。
そうしないと往復で20,000円をオーバーしてしまう。
現状は、37,000円。
改定後は、26,000円。

往復の燃油サーチャージだけの額で、燃油サーチャージが不要なLCCを選べば、片道分は充分に飛べちゃいますからね。

最近、「JAL」はセールも多くなっているけれど、航空券代が幾ら安くなってもトータルで、そこそこな金額になるのであれば、あまり意味がないですからね。

欧米までで往復50,000円。

まぁ、高騰した時に比べるとホントに安くはなったけれど、やっぱり家族連れで4人になると、燃油サーチャージ額だけで200,000円。

さすがにため息しか出ないです…

でも1人旅ならば、まだ出せる価格帯になったかなぁ…と言う感じでしょうか。

燃油サーチャージは発券したタイミングがベースになるので、この先、旅に出ようとする方は、このタイミングでの購入をひとまず考えるべきなのかな…と。

結局、為替だよ…

今回の改定の大きな要因は、為替が少し、マシになったと言う点。

ウクライナ・ロシア情勢。
さらにパレスチナ情勢。
そしてイラン・イスラエル情勢。

当面、原油価格が暴落する要素がなさそう。

そう考えると、もう少し円が頑張ってくれないと、今後も下がって行かない感じがするけれど、どうなんだろうなぁ…と。

確かに国際的な日本の地位は低下する流れにあるのは事実。
他の国も向上していますし、日本は今後、さらに少子高齢化と人口減になっていく訳で、内需が減る一方になりそうですし。

ただ底力はある為替だとは思っているので、あとは政策次第なのかな…とも。

ま、それがアテにならないから、円がここまで弱くなったんですけれどもね。

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