北米大陸5路線目は、ヒューストン!
JALグループで中長距離の国際線を担当している「ZIPAIR」が、2025年3月4日から成田~ヒューストン線を新規で開設するコトを発表しました。
ひとまず運航スケジュールは、以下の通り。
- ZG16 成田10:00→ヒューストン06:45|火・木・土・日曜運航
- ZG15 ヒューストン08:45→成田13:00(翌日着)|火・木・土・日曜運航
使用機材は、ビジネスクラスに相当し、フルフラットシートを採用した「ZIP Full-Flat」18席とエコノミークラスに相当する「Standard」272席の2クラス合計290席を装備したボーイング787-8型機。
既に北米大陸線としては、成田~ロサンゼルス・サンノゼ・サンフランシスコ・バンクーバーの4路線を運航している「ZIPAIR」ですが、米国南部への就航は、今回発表になったヒューストン線が初めてになります。
ZIPAIRとしては最長路線に!
ヒューストンと言えば、コンチネンタル航空の拠点だったコトもあって、今でもユナイテッド航空がハブ空港として利用している空港の1つ。
「JAL」の提携先は、同じワンワールドに加盟しているアメリカン航空なので、なかなか「JAL」としては乗り入れにくい(ヒューストン発着路線がほとんどないので、乗り入れてもその先に繋がらない)空港でしたが、そこに「ZIPAIR」が乗り込んでくると言う感じなのは、ある意味、理想的なのかも知れないですね。
「ZIPAIR」ならワンワールドとか提携先とかも、全く関係ないですし。
さらにライバルのANAは羽田発着ですが、ヒューストン線を運航しているので、対抗馬にもなりますしね。
ただ「ZIPAIR」としては、ちょっと勝負に出た路線と言えそう。
そもそも「JAL」が未就航で地盤がない。
そして何と言っても、米国南部に位置するので、成田からの距離がある場所。
往復すると約28時間。
今まで「ZIPAIR」の最長路線は、成田~ロサンゼルス線なので、一気に長くなる形。
LCCは機材の効率を高めるのが鉄則。
「ZIPAIR」はLCCとフルサービスキャリアの中間と言う位置づけになるが、それでも機材効率を高めると言うのは必須。
その意味では、往復すると24時間をオーバーするのは、それだけで機材効率が悪くなりますから、どこまで採算が取れるのやら…と。
ヒューストンは中南米への路線も集まりますが、そもそも中南米に行こうとすると、やはり日本からユナイテッド航空なりアメリカン航空などで通しの航空券を買った方がお得だとも思うので、「ZIPAIR」を使う意味はそこまでナイ気がするけれど、どうなのかな…
運賃は、さすがにそこそこな設定
気になる運賃ですが、ひとまず、以下の通りで発表になっています。
- 成田発
- Standard|52,250円~
- Full-Flat|188,500円~
- ヒューストン発
- Standard|425US$~
- Full-Flat|1,450US$~
6歳以下に適用されるU6 Standardは成田発が15,000円。ヒューストン発が136US$。
なかなかのお値段になっていますね、やっぱり。
まぁ、さすがにヒューストンまでとなると、そうなるか…と言う気はしますが、気軽にフラッと乗れるお値段でもないな…と。
いや、充分安いですけれどもね。
破格の安さと言う感じはない。
「ZIPAIR」は、そこまでセールが多い航空会社でもないので、最安運賃がこの価格となると、どのぐらいの運賃で飛べるんだろう…と言う感じはしてしまいますが、JALグループとしてはこのエリアへの路線が今のところないので、いつか乗ってみたいなぁ…と言う感じではありますね(ってか、「JAL」のマイアミ線も期待したいですけれどね)。
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