優待乗車証や関連施設の利用券がメイン
以前より計画されていた「東京メトロ」の株式上場。
2024年10月23日にプライム市場に上場するコトが決定しました。
さらに株主優待が新設されるコトが発表に。
具体的な優待内容は、以下の通り。
- 優待対象|3月31日および9月30日の最終の株主名簿に記載または記録された2単元(200株)以上を保有している株主
- 優待内容
- 株主優待乗車証|年2回|3月31日・9月30日付
- 関連施設優待券|年1回|3月31日付
- メトロの缶詰300円引きクーポン
- 地下鉄博物館無料招待券(5枚)
- そば処メトロ庵かき揚げトッピング無料券(3枚)
- メトログリーン東陽町入場無料券(平日限定|5枚)
優待乗車証の配布枚数は、保有株式数によって異なり、以下の通り。
保有株式数 | 種類 | 付与枚数 | |
3月末基準日 | 9月末基準日 | ||
200〜399株 | 全線きっぷ (片道1回限り) | 3枚 | 3枚 |
400〜599株 | 6枚 | 6枚 | |
600〜799株 | 9枚 | 9枚 | |
800〜999株 | 12枚 | 12枚 | |
1,000〜2,999株 | 15枚 | 15枚 | |
3,000〜4,999株 | 45枚 | 45枚 | |
5,000〜9,999株 | 75枚 | 75枚 | |
10,000株以上 | 全線定期乗車証 | 1枚 | 1枚 |
こんな感じです。
2単元からと言うのが、ちょっと注意点でしょうか。
メトポで貰った方が嬉しいかも…?
どこまでおトクと見るか…
そもそも全線きっぷと言っても、東京メトロは運賃も低く抑えられていますし、長距離を走る路線と言う訳でもないですしね。
ちょっと買い物ついでに利用するレベルならば、ほんとに大した運賃にならない訳ですし。
それよりも「メトポ」関連でランクを上げるとかした方が良かったのでは…?とすら思ってしまいますが…
いや、むしろ、「メトポ」を貰った方が嬉しいかも…
ま、それよりも気になるのは、今後の株価と言う感じでしょうか。
あまり付帯事業を持っていない「東京メトロ」。
既に東京都心部の開発もしつくされた感がありますし、今後、新路線として控えているのも有楽町線豊洲支線と南北線の延伸なので、共に都心部と言うコトで、仮に開発を手掛けるとなると、かなり元手が必要になる。
となると、株価が上がる材料が、そんなに見当たらない…
もちろん、下がる材料がある訳じゃないし、鉄道会社の中では安定した収益を確保しそうな感じではありますけれどね。
優待が実施されても、株価が下がってしまったら意味もないですし。
今後の株価には注目したいが…
今年最大級の上場会社と言う感じになるかとは思いますが、果たして株価が今後、上がっていくのかどうか。
まずはそこが最大の注目点。
またやっぱり上場後の初値は気になるところでしょうか。
日本郵政のように、株価低迷から抜け出せないままになるのかどうか。
ただ株式が放出され、上場するコトにはなりましたが、引き続き、国と東京都が大株主であるコトには変わりがなく、その分、大きな値動きやマネーゲームに巻き込まれると言ったコトは、さすがにあまりなさそうな気はしますね。
なので、あくまでも株主優待はおまけと考えれば、そこそこ悪い話でもないのかなぁ…と言うのが、正直な感想だったり。
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