グループ3で窓側席も搭乗へ!
「JAL」が、単通路ではない中~大型機を対象に、2024年9月11日から国内線の搭乗順序を変更しました。
A350-900型機の場合、搭乗に20分掛かっていたのを、約50秒ほど短くできる効果があると試算し、定時性の向上に繋げて行く狙い。
具体的な搭乗順は、以下の通り。
現行 | 改定後 | |
事前改札 | 事前改札 | |
Group 1 | 優先搭乗 | 優先搭乗 |
Group 2 | 優先搭乗 | 優先搭乗 |
Group 3 | 40番以降の後方席 非常口座席 | 40番以降の後方席 非常口座席 窓側席(A/K列) |
Group 4 | 20番以降の席 | 全ての搭乗客 |
Group 5 | 全ての搭乗客 | ー |
グループ3で、窓側席の乗客も搭乗させるコトで、グループが1つ、減る形になります。
またボーディングブリッジについても、変更がなされます。
現状 | 改定後 | |
L1ドア|前方ドア | ファーストクラス クラスJ | ファーストクラス クラスJ 普通席(F/G/H/J/K列) |
L2ドア|後方ドア | 全ての普通席 | 普通席(A/B/C/D/E列) |
変更後の方式では、普通席の半分(右側)の席も前方のL1ドアを利用する形になり、普通席では分散化がなされると言うスタイルです。
L1ドアから入るのは、分散しそう!
いろいろと検証を重ねた結果だとは思う。
個人的にはアリなんかなぁ…と。
特に普通席の乗客をL1ドアから入れて左右の分散を図ると言うのは、素直に効果がありそう(ただクラスJやファーストクラスの利用者からすると、受け入れられない話なのかも知れないけれど)。
逆に、窓側席の乗客をグループ3で入れるのは、どこまで効果があるんだろうなぁ…と。
と言うのも、手前側の窓側席の人で頭上への荷物収納がある場合、スムーズに収納できない人がいると、そこでつっかえる可能性もあり得なくはない訳ですからね。
と言うか、定時運航を取るのであれば、もう優先搭乗なんて止めてしまえばいいのに…と言う感じも。
窓側席とその他で普通席の搭乗方法を分けたとしても、結局、優先搭乗の方で通路側を選択した人がいれば、そこがボトルネックになりますからね。
優先搭乗を止めてしまえば、単純に、座席クラスと窓側・通路側になるのに…とすら。
効果は約50秒!
まぁ、搭乗方法については、各社がいろいろと検討を重ねている部分だと思うし、それぞれ違いが出る部分。
そこに今回、「JAL」がメスを入れたのは、よほど今回の方法に自信があるのかな…と。
効果が約50秒。
もちろん、誤差はいろいろとあるのでしょうし、結局のところ、最終的には搭乗客次第なんですけれどもね。
20分の搭乗時間で約1分の差。
まぁ…
たかが1分と言えそうですが、大きな1分ではありますね。
日本が得意とする「カイゼン」が、ここでも成果をもたらすと良いのですが…
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