JCB・MUFJニコス、プライオリティパス利用可能施設に制限!

国内はラウンジのみの利用に制限!

クレジットカード会社大手の「JCB」と「三菱UFJニコス」が、一部のカードの付帯サービスの「プライオリティパス」特典の改定を発表しました。

具体的な内容は、以下の通り。

 JCBMUFJニコス
現状プライオリティパスが提供する国内・日本国外の全ての提携施設が利用可能
改定日2024年10月31日20:00~2024年10月1日~
対象カード・ザ クラス会員
・プラチナ会員
・ゴールド ザ プレミア会員
・プラチナ会員
改定後の利用可能施設|国内ラウンジ施設ラウンジ施設
改定後の利用可能施設|海外全ての提携施設ラウンジ施設

改定内容は両社で若干の差がある形ですが、共通しているのは、国内で利用可能な施設から「食事」「リフレッシュ」「休憩」などに該当する施設が利用対象がになると言う点。

改定の理由を「MUFJニコス」は、

昨今、空港における飲食店舗やリフレッシュ施設等でのプライオリティ・パスのご利用が大変増加しております。
それに伴い、本サービスに関連するコストが増加しており、本サービス自体のご提供を続けることができなくなるおそれがございます。

と素直に吐露しています。

こうしたクレジットカード会社に付帯サービスとして提供されている「プライオリティパス」は、原則的には、保有者が利用すると、それに応じた費用をカード会社側が「プライオリティパス」の運営会社側に支払っているので、利用が激増するとその費用を補えなくなると言う話。

「プライオリティパス」は、上位ランクのカードへのサービスですが、下手な話、利用が増えると、年会費でその費用を補えなくなると言う話(もちろん、運営コストはそれ以外にも掛かりますしね)。

これまであまり日本の空港で「プライオリティパス」が使える施設はありませんでしたが、少しずつ増えて来たコトで、こうした話になって来たのかな…と。

 

今後、国内空港で利用可能な施設は…?

クレジットカードに付帯できる「プライオリティパス」としては、「楽天プレミアムカード」が知られていますが、こちらも2025年から年間の利用回数に制限が入るコトが、既に発表済み。

楽天は回数制限。
JCBとMUFJニコスは、対象施設の制限。

それぞれ内容は異なりますが、利用頻度を抑えるための対策を講じてきた形になります。

対策が施行されるタイミングは異なりますが、JCBとMUFJニコス付帯の「プライオリティパス」で利用できる国内の施設は、今後、以下の通りに。

  • 羽田空港
    • 第1ターミナル
      • Power Lounge Central
      • Power Lounge South
      • Power Lounge North
    • 第2ターミナル
      • Power Lounge North
      • Power Lounge Central
      • Airport Lounge South
    • 第3ターミナル
      • Sky Lounge South(プライオリティパス専用施設)
      • TIAT Lounge(1:00~5:00の間のみ利用可能)
  • 成田空港
    • 第1ターミナル
      • I.A.S.S Superior Lounge NOA
      • I.A.S.S Executive Lounge 1
    • 第2ターミナル
      • I.A.S.S Superior Lounge KoCoo
      • I.A.S.S Executive Lounge 2
  • 関西国際空港
    • 第1ターミナル*
      • Card Members Lounge Annex Rokko
      • ANA Lounge(11:00~21:30の間のみ利用可能)
      • Card Members Lounge Kongo
      • Card Members Lounge Rokko
    • エアロプラザ**
      • KIXエアポートカフェラウンジNODOKA
  • 中部国際空港
    • 第1ターミナル
      • Centrair Global Louge
      • Plaza Premium Lounge
      • KAL Lounge
  • 福岡国際空港
    • 国際線ターミナル
      • KAL Lounge
      • Lounge Fukuoka

*関空については第1ターミナルのリニューアル工事が完了すると、対象ラウンジが大きく変わる見込み
**NODOKAについては、恐らく利用可能だと思います

国内線の利用で使える施設が激減しますね。

一応、羽田のPower Loungeとかもありますが、主だったカードで入れるので、わざわざ「プライオリティパス」で入る必要もないように思えますし。

まさかJCBやMUFJまで制限が出るとは…

まぁ…

使い過ぎたんでしょうね。

その一言に尽きます。

とは言え、別にユーザー側は不正をしていた訳でもないのでしょうが。

ただ正直に言えば、「JCB」のザ・クラスや、「MUGJニコス」のプラチナ会員なんて、かなりの上級カードです。

そこですらサービスに制限を掛けなくてはいけなくなるとは…と言う感じ。

米ドル建ての支払いで、昨今の為替レート的にきつくなっていると言うのもあるのでしょうが、「JCB」はまだ海外なら飲食施設などでの利用が可能ですが、「MUFJニコス」は海外でも不可。

ラウンジの時間が合わないとか、提携施設でラウンジがなく、飲食のみと言う空港もあるので、ちょっと残念な感じがしますね。

そう言う意味では、回数制限はありますが、まだ受けたいサービスを自分で選べる「楽天プレミアムカード」の方が有益なのかも知れないなぁ(でも結局は、どれだけ海外に行くか次第とも言えますが)。

楽天・JCB・MUFJニコス。
これで3社。
「プライオリティパス」に対する制限を掛けて来たので、こうした流れが他にも波及しそうな気はしますね。
そんな流れになりつつあるような感じ。

はたして続くところが現れるのかどうか…

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