バンコクに続く中距離便2路線目!
ANAグループのLCC・「ピーチ」が2024年12月4日から、関空~シンガポール線を新規で開設するコトを発表しました。
ひとまず運航スケジュールは、こんな感じ。
- MM773 関空18:50→シンガポール01:00(翌日着)|毎日運航
- MM774 シンガポール02:15→関空09:35|毎日運航
使用機材は、1クラス218席を擁するエアバスA321LR。
1日1往復の運航なので、利便性は高そうですね。
今まで国内線や近距離国際線が「ピーチ」の主戦場でしたが、2022年にA321LRを導入し、関空~バンコク(スワンナプーム)線を開設。
そのバンコク線に続く中距離国際線の2路線目と言うコトに。
路線が開設されると、関空からのシンガポール線を日本の航空会社が運航するとなると、約14年ぶりと言うコトになります。
足元が広めのA321LRを投入!
「ピーチ」が新たに導入しているA321LR。
LCCではありますが国内線の大手航空会社の機材とシートピッチが同等と言うスペックの機材。
つまりは足元が広いと言うのが特徴的です。
既存のA320ceoは約28インチ(約71cm)。
それに対して、このA321LRは、座席のあるエリアによってシートピッチが異なるが、A320ceoに比べると広い造りになっている。
どのぐらい広くなっているかと言うと、こんな感じ。
- 1列目~8列目…31インチ|約78cm
- 8列目~17列目…30インチ|約76cm
- 左列18列目~37列目…31インチ|約78cm
- 右列18列目~26列目…32インチ|約81cm
- 右列27列目~36列目…31インチ|約78cm
と言う感じ。
さらに充電用のUSB端子(Type-A)も完備しているので、機内でも各自で準備してくれば、特に不便する感じではなく、いろいろと楽しめるのは嬉しいところ。
ただシンガポール到着が深夜帯になるのは、やっぱりちょっとネックと言えるのかも。
機材繰りなどの関係もあるのでしょうが、やっぱり日付が変わる前に到着しないと、不便さは残る。
個人的には、どうせならばもう少し遅くしてくれたら空港泊で諦めが付くのになぁ…と言う感じ。
今回、発表になったスケジュールだと、定刻通りに到着して、入国して、空港から市内に出てホテルにチェックインするとなると、やっぱり2時半~3時ぐらいになる気がするので、宿泊するにしては不便な時間帯だし、空港泊にするには、やや長い感じがしてしまう。
その分、航空券代が安いのであれば、別に文句はないけれど、就航記念が終わり、通常時にどのぐらいの価格になるのかな…と言う感じ。
AirJapanとの区別は、まだ先の話か
ANAグループの中距離国際線と言えば、「AirJapan」がある。
「ピーチ」がこの先、中距離国際線に進出して行くのであれば、事業領域は似てくる存在。
一応、「AirJapan」はLCCではなくフルサービスキャリアとの中間層を狙う存在なので、必ずしもバッティングする訳じゃないけれども、似て来るのは事実だろう。
「AirJapan」は今のところ、成田を拠点にしている航空会社だが、「ピーチ」も成田発着の路線網があるので、この先、どう区分して行くのだろう?と言う気はします。
無難なのは、成田発着中距離便が「AirJapan」。
関空を中心に成田以外を発着する中距離便は「ピーチ」。
そんな感じなのかな?と思いつつ、そもそもA321LRも機材数は少ないですし、「AirJapan」も始動したばかりなので、当面、バッティングする感じもなく、杞憂の話なのかも知れませんが…
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