計画運休の決定は早すぎたのか?意味があったのか?

猪瀬議員のつぶやきだが…

作家であり、東京都知事も務め、現在は参議院議員の猪瀬直樹氏が「X」(旧・Twitter)上で先日の台風7号における公共交通機関(と言うか東海道新幹線)の計画運休について、

 

とつぶやいた。

このポストがなくなる可能性もあるので、全文を掲載してみるが、

東海道新幹線は終日運休する必要があったのだろうか?しかも「計画運休」決定が早すぎ。
昨夜の段階で台風は房総沖方向に曲がり始めていたのだから、ギリギリまで待って決断すればいい。それが危機管理というもので利用客に対するサービスのあり方であるはずだ。利用客のためを装って自分たち守る意識が先立っているように思われる。
お盆の最後の日だから利用客には迷惑だし、ふつうなら企業として利益を追求するはずだが、確実に儲かる独占企業なので胡座をかいているんだろうな。
名古屋と新大阪間なんて台風と関係ないのにのぞみ・ひかりは運転せずこだまのみ、というのもおかしな話だ。

もちろん、議論の余地はある。

ただ東京都知事も務め、現在も参議院議員であり、日本維新の会の国会議員団参議院幹事長と言う職を務める方の発言としては、個人的にはどうなの?と言う印象でしかない。

そもそも結果論である。
何もなく、台風自体も上陸せずに海上を進んだ結果であり、結果論からすれば、“決断が早かったのではないか”と言う意見が出てもおかしくはない。

が、そもそも結果論で話す内容でもないように思う。

ギリギリまで待って決断すればいい
それが危機管理というもの

そうつぶやいていらっしゃるけれども、仮にそれが危機管理だとしたら、猪瀬氏が参議院幹事長を務める日本維新の会が政権を取った場合、日本の危機管理なんかはズタズタになってしまうように思えてならない。

運休する1時間前に言われても、利用者側からすれば、他に手を打てないだけなのが、イメージできないのだろうか。

早め早めに注意喚起。
そして実際の行動を起こしてこその危機管理。

仮に直前までどうなるか不明と言うコトであれば、動かなければならない人は動く。

そして結果的に運休せざるを得なくなったら、もう混乱の極致になるのが分からないのだろうか…

 

まずは従業員の安全確保が第一だが…?

もちろん、台風の進路先とは言えなかった名古屋~新大阪間まで間引き運転を行なう必要があったのか?と言う疑問はあるように思う。

台風7号接近に伴う運休続出の中でサンダーバードは臨時運転!

ただ仮に名古屋~新大阪間で通常の運転を行なっていた場合、名古屋に人が滞留しすぎる可能性があり、それはそれでまた混乱に拍車がかかる可能性があるので、一概に正しくなかったとも言えない感じはある。

また車両運用の都合も大きいのでしょう。
山陽新幹線との直通運転を考えると、名古屋~新大阪間で間引き運転をした方が、やりやすいのだろう。

さらに

利用客のためを装って自分たち守る意識が先立っているように思われる

とあるけれど、それの何が悪いのだろうか?

従業員の安全は二の次で良いと言うコトなのか?

寧ろ、従業員の安全確保と施設の安全がなければ、翌日からの運転に支障が出るだけで、より混乱に拍車が掛かってしまうだけなのでは…?

これが現職国会議員の書く内容なのだろうか…?と。

対象区間が長すぎた感じは否めないが…

確かに、東海道新幹線については、対象区間が長いと言う感じはあるかも知れない。

今後のありそうな不測の事態に備えるためにも、名古屋だけで区切るのではなく、静岡などの他の駅でも区切れる場所が欲しいところ。

ただ東京~静岡が運休、静岡~新大阪が通常運転とかになっても、逆に静岡に人が集まってしまい、他の交通機関で逃げ道もないから、混乱する可能性があるコトを考えると、なかなかそうも行かないのでしょう(なので、あり得るとしたら小田原になるのかな)。

議論はあっても良い。
いろいろな捉え方が出るのも良いと思う。

だけれども、危機管理の面で、現職の国会議員からこうした発言が出て来るコトが、残念でならないな…と。

寧ろ、不要不急の外出を呼び掛け、早めの帰宅や旅程の変更・短縮を促す立場なのでは…?と。

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