大きく売り上げも黒字額も伸びる!
JALグループの「ZIPAIR Tokyo」が、2024年3月期の決算を発表しました。
既に前年度に黒字化を達成していた「ZIPAIR」。
ZIPAIR、単年度で初の黒字決算!旅客収入が大幅増加!
今期は61億4,556万円の最終黒字を計上。
前期は22億7,220万円の黒字でしたから、大きく伸ばし、2期連続の黒字確保と言うコトになりました。
具体的な数値を見てみると、こんな感じ。
項目 | 2024値3月期 | 2023年3月期 | 2022年3月期 |
事業収益 | 604億6,620万円 | 317億3,403万円 | 68億7,569万円 |
営業利益 | 69億7,353万円 | 28億4,020万円 | ▲66億8,218万円 |
経常利益 | 75億2,795万円 | 24億9,271万円 | ▲66億219万円 |
当期純利益 | 61億4,556万円 | 22億7,220万円 | ▲50億3,029万円 |
売上に当たる事業収益が引き続き、堅調に伸びており、昨年度の倍とまではいかないですが、それに近い数字が出ていますね。
2022年3月期から考えると、ホントに大きな伸び方。
「JAL」としても、ここまでの伸びは想定していなかったのでは?と思ってしまうレベルですし、しっかりと黒字を稼ぎ出せるところまで来たので、今後、グループの中で大きな存在になりそうですね。
貨物収益は38%減
現在、「ZIPAIR」の保有機材はボーイング787-8型機が8機。
運航路線は、以下の通り。
- 成田~ホノルル
- 成田~仁川・マニラ・バンコク・シンガポール
- 成田~ロサンゼルス・サンフランシスコ・サンノゼ・バンクーバー
合計9路線と言う形。
今後、10機までは初期の計画で機材を増やす計画。
そしてその後も機材数を増やすコトが明らかになっています。
事業収益の内訳として、航空運送収入が540億8,274万円。
その一方で、貨物スペース賃貸収入は53億1,993万円に留まった模様。
この貨物スペースの賃貸収入は、全て「JAL」との取引になるかと思いますが、前年同期比では38.0%の減と言うコトで、やはりコロナ禍が終わり、世界的な物流も通常モードになり、貨物収益が落ち着いて来たのがはっきりとしているので、貨物もある程度、重要ではありますが、旅客需要が強いところに飛ばすのでしょうね、今後も。
次はどこに飛ばす…?
さて…
どこに飛ばすのか。
次に受領する2機で、アジア路線と北米路線、それぞれ1路線ずつ飛ばすのかな…と言う感じ。
アジア路線は、ずっと候補地として名前が挙がっている台北か、ベトナムあたりか…
もしくはクアラルンプールとかもアリなんでしょうね。
逆に、北米路線が読めないなぁ…と言う感じ。
2期連続の黒字達成で、黒字になる経営の土台はできているのでしょうから、少し冒険もできそうではありますね。
黒字にはなっているけれども、まだ9路線。
今後も、どんどん路線網を拡大させてほしいなぁ…と思うし、JAL本体ではなかなか手が出せなかった路線にも就航して欲しい!と言う感じですかね。
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