山形新幹線、全車指定席化!特急料金も変更へ!
JR東日本が、山形新幹線「つばさ」を2022年春から全列車全席指定席化するコトを発表しました。
併せて、特急料金体系を見直すために、同じ料金体系の秋田新幹線「こまち」も見直しになるコトに。
まずJR東日本が山形新幹線「つばさ」の全車指定席化については、
・自由席車両の最繁忙期を中心に混雑が著しい
・自由席に座るために長時間並ぶ不便さ
・始発駅に近い方が座れる不公平感
・当日まで座席の確保の不確実さ
などを理由に掲げています。
それに加え、「えきねっと」がリニューアルされたコトもあり、今回の全車指定席化の流れになった模様。
また特急料金の改定については、現在、新幹線と在来線区間を跨って利用する場合と、在来線区間のみを利用する場合とだと、在来線部分の料金体系が異なっていたのを、共通化するのが主眼。
同時に指定席特急料金も、新幹線と在来線区間を跨って利用する場合、それぞれの区間の座席指定料金相当額の合算が必要になっていたが、これを直通利用の場合は、新幹線区間の料金のみで済むようにする形。
ひとまず、幾らぐらいになるのか…
こんな感じ。
現行|自由席 | 現行|指定席 | 改定後 | |
東京~山形 | 10,640円 | 11,550円 | 11,450円 |
東京~秋田 | - | 18,120円 | 18,020円 |
*金額は乗車券+特急料金の合計
特急料金の差額としては、現行の指定席利用ならば▲100~150円とちょっとお得になる感じだが、全車指定席になるので自由席利用から考えると760~810円のプラスと言う感じ。
まぁ、自由席が指定席化するのだから、値上げになるのは、そりゃそうだ…と言う感じではあるけれど。
新幹線は全車指定席化したいってコトか?
他にも全車指定席の列車あるけれど、自由席がなくなると言うのは、やっぱりインパクト的に大きい感じがしますね。
しかも理由がパッとしない。
“最繁忙期の混雑”なんて、最繁忙期なんだから当たり前だし、並ぶ必要があるのも、自由席なんだから。
当日まで座席の確保の不確実さだって、同様に思える訳で、今更、こんな理由を挙げる利用者がいるんだったら、最初から指定席で…と言いたくなる。
コロナ禍で乗客数が減っているタイミングでやらなければならない理由は、何1つ書かれていない気がしてならない。
寧ろ、フラッと行って飛び乗れなくなるデメリットとどちらが大きいのだろう?と思う。
金額的にも東京~山形間で考えると、往復で1,500円近い値上げと言うコトにもなるし。
まぁ、首都圏~山形は、空路がほぼ壊滅している状態(JAL便はあるけれど)なので、価格競争が起きにくいので、このぐらいの値段では、乗客は逃げないと言うのもあるのだろうけれど。
だけれど、JR東日本としては、もう新幹線は全部、指定席化したいのだろうな…とも。
まぁ、それならばそれでいいと思うけれど。
えきねっとの更なる利便性向上を…
今回、山形新幹線「つばさ」の全車指定席化は、それがあったと言うのも理由にある。
新幹線eチケットサービスを利用すれば、えきねっとトクだ値価格で購入するコトができるし、JRE POINTの付与もある。
個人的には、不便とまでは言わないけれども、えきねっとはもっと便利になって欲しいと思う。
ってか、少なくともネットで購入できるシステムなのだから、少なくとも24時間いつでも購入できるようになって欲しいんだけれどもなぁ…と。
まぁ、JR東海エリアでもきっぷの受取が可能になる動きがあるのは、かなり前進だけれど。
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