オーシャン東九フェリー、料金体系変更で、実質的に値下げへ!

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船旅って、どうして良い感じに思えるんでしょうね。
やっぱり飛行機や鉄道が最早、日常の移動手段と化しているのに対して、忙しい現代社会においては時間の掛かる船旅って、そうできる話じゃないからなのかな?

でも、コロナが落ち着いたらアマゾン川の船旅なんかもいつか再びやりたいですけれどもね。

オーシャン東九フェリー、料金値下げへ!

東京~徳島経由~北九州航路の「オーシャン東九フェリー」を運航しているオーシャントラスが、2021年7月1日からの料金体系を一部、変更するコトを発表しました。

まず現状の自動車航走運賃は、運転手1名分の運賃が含まれているのですが、これが運転手を含め2名までに拡大するのが、まず1つ目の大きな変更点。

自動車の種類によって分かれている運賃ですが、一番安い3m未満で

・東京~北九州…27,430円
・東京~徳島…22.500円
・徳島~北九州…17,390円

となっているのですが、今までは同行者がいる場合は、別途に運賃が必要だったコトから、一気に実質的に大きな値下げと言うコトになります(上記の金額は、消費税・燃料油変動価格調整金を含む4月1日~6月30日までの設定運賃)。

ルームチャージから1人単位料金制度に!

さらに今回の改定で大きいのが、運賃とは別に個室利用時に必要となっていた個室料金体系が見直しに。

今までは、1部屋あたりでルームチャージ料金が設定されていたのですが、これが個室利用者1名ごとに料金が設定されるコトに。

具体的には、

・東京~北九州…大人1名あたり4,000円/子供2,000円
・東京~徳島…大人1名あたり3,000円/子供1,500円
・徳島~北九州…大人1名あたり3,000円/子供1,500円

と言う設定に変わります。

因みに、参考までに6月30日までの料金を見てみると、こんな感じ。

 東京~北九州東京~徳島徳島~北九州
2名個室|3名定員15,000円10,000円10,000円
4名個室20,000円12,000円12,000円
2等洋室(運賃)17,720円12,730円9,740円

そこそこなお値段だったんですよね、実は。

特にルームチャージが、地味に高く、今回の改定で一気に値下がりすると言うコトになります。

大人4人、車ナシで考えても、東京~北九州で16,000円+各運賃ですからね。
今までよりも安くなると言う計算ですが、何よりも1人で利用した時の減額が大きく、一気に個室利用が身近になりそう(車アリだともっと同行者も1人は料金に込みになるので、もっと割引率が高くなりますね)。

ただ現時点で、2等洋室は、階段式上下段の噛み合わせ段ベッドの相部屋スタイルですが、コロナ感染対策により定員が半分になっているんですよね。

8名と16名部屋があるのですが、半分になっているコトで、4名と8名部屋と言うコトに。

なので、この措置が続く限り、徳島で下船するような場合は、別に個室を選ばなくても…と言う気はしてしまいますけれどね。

因みに、Withペットルームは、現状と同じ形で変更なしなので注意です。

実質値下げの理由は、ライバルの出現!

背景はもちろん、7月1日から「東京九州フェリー」が横須賀発着で北九州(新門司)航路に就航すると言うコトでしょうね。

「東京九州フェリー」は、横須賀~北九州をダイレクトに結ぶのに対して、「オーシャン東九フェリー」は、徳島経由便なのでそれだけ航路時間的にはハンデがありますしね。

ただ運航スケジュール的に、「オーシャン東九フェリー」は、

下り…東京発夜18:00~19:30→徳島着13:20(2日目)→北九州着05:35~06:30(3日目)
上り…北九州発18:00~19:00→徳島着09:20(2日目)→東京着05:30~06:00(3日目)

がベースのスケジュールで、これが単純な旅行者としては、移動している間に朝を迎え、そこから動けると言う感じで、使い勝手が良いんですよね。

夜発で朝着ですし、徳島で考えても、昼前後着ですから。

しかも、東京は有明発着なので、アクセスもイイですし(とは言っても、有明の客船ターミナルとかの発着じゃないので、自動車利用じゃないと駅からは遠いのがネックですが)。

新規で就航するコトになる横須賀発着の「東京九州フェリー」は、上下ともに、日付が変わる間際に出発し、翌日の夜に到着と、3日に渡る航路である「オーシャン東九フェリー」とは異なり、翌日着と言うのは魅力的ですが、そのままスグに動けると言う時間帯の到着じゃない。

で、「東京九州フェリー」は、12,000円の運賃。

個室利用の場合は、その上にルームチャージが加わるのだが、最安のツーリストSクラスで+6,000円となっているので、人数によっては「オーシャン東九フェリー」と、そこそこの差額が生まれて来そうですね。

こうしたライバルの出現で、今回の値下げに繋がったのだと思いますが、久しぶりの国内長距離航路の新設ですから、これを機に切磋琢磨して行って、より利用しやすくなって行けばイイですね。

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