お盆期間中の航空各社の搭乗率は、どうだった?

スカイマークが利用率でトップ!

お盆も終わり、朝晩は幾分、過ごしやすくなって来て、ちょっと秋の空気も近づいてきているのかな?なんて、勝手に思う訳ですが、そのお盆の期間中の搭乗実績が、各航空会社から出ているので(どうせ激減だろうな…とは思いつつ)、見てみるコトにします。

まずは、表でまとめてみました(国内線部門のみの数値です)。

 提供座席数旅客数搭乗率
実績前年度比実績前年差異
ANA1,464,721席478,650人30.4%32.7%▲52.6pt
JAL1,051,332席390,102人33.1%37.1%▲49.6pt
SKY211,956席96,483人40.6%45.5%▲46.4pt
ADO81,540席25,218人34.1%30.9%▲55.3pt
FDA70,824席22,231人45.0%31.4%▲51.7pt
SFJ41,032席15,275人30.8%37.3%▲50.7pt
SNJ89,711席15,165人24.8%16.9%▲67.1pt

利用率では、スカイマーク(SKY)だけが、45%オーバーで、ソラシドエア(SNJ)以外は、30%台。

各社ともに、減便を行なっており、提供座席数が著しく少ない状態でしたが、旅客数はそれ以上に少ないと言う状態で、JAL/ANAは旅客数の前年同期比では30%台と言う厳しい結果に。

それにしても…
ソラシドの悪さが光りますね。

新路線の開設が3月にあったコトも影響して、提供座席数が前年同期よりも多い123.3%で臨んだ盆休みだった訳ですが、16.9%と言うのは…

もう絶句です。

ソラシドエアの使用機材は、ボーイング737-800型機。
定員が174もしくは176席ですから、平均すると30人ぐらいと言う感じなのか…
朝1番便とか路線・曜日によると、もしかすると10人前後の便だって有り得た…と言う状態だったのかもと考えると…

まぁ、ソラシドエアの地盤とする南九州は、洪水被害などもあり、一概に観光客を集める様な状況でもなかったと言うのもあるのかも知れませんが…

でも、結局、全社ともに反転攻勢のきっかけになる期間じゃなかったと言う感じですね。

LCCはジェットスターが健闘

LCC各社(エアアジア・ジャパンを除く)のお盆期間中の搭乗実績も発表になっています。

こちらも表にまとめてみましたが、こんな感じ(こちらも国内線部門のみの数値です)。

 提供座席数旅客数搭乗率
実績前年度比実績前年差異
JJP162,720席97,851人52.5%60.1%▲30.2pt
APJ245,880席96,622人95.0%39.3%▲53.6pt
SJO11,340席2,164人14.4%27.9%▲61.6pt

ピーチ(APJ)は、バニラエアとの統合があったので、一概に前年度比で比較できませんが、ジェットスター・ジャパン(JJP)の健闘が光りますね。

搭乗率でも60.1%と、フルサービスキャリアを含めても、ぶっちぎりのトップと言う結果。

ピーチが、ピーチ+バニラの統合効果もあって、LCC国内線で首位を射止めたと思っていたのですが、この盆休み期間中だけで見ると、旅客数でもジェットスター・ジャパンが首位を譲らず…と言う状態。

ま、それでも60%の搭乗率。

例年よりも単価は下がっている感じがするので、ジェットスター・ジャパンですら、採算ラインは割れているかも知れませんけれども。

最繁忙期に当たる盆休みですら、今年はこの結果。

まだまだ日本人の感覚的には、「旅」と言う感覚じゃないと言うコト。

まぁ、確かに第2波も襲来している最中ですから、それは間違いじゃないのでしょうが。

今後も引き続き、各社ともに厳しい情勢が続くかと思いますが、利用者としては、いつ減便・運休になっても良いように備えるしかないですね。

LCC各社もキャンセル可能型の運賃を出して来ていますし、日程に余裕を持った旅程を組む。

搭乗するならば、それがしばらくは鉄則になりそうです。

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