四半期決算は、エアアジアも散々…
最近、このブログ、決算発表報告の記事がやたらと多い気がするのは、気のせいでしょうか。
日経かよって感じですが、今回もそんな記事です。
アジア全般でLCC事業を展開している「エアアジア」グループですが、グループの2020年の四半期(2020年4~6月)の実績を発表しました。
各国で運航会社を持っていますが、渡航制限・移行制限・自粛…と、この四半期はあまり稼働できていなかった状況でしたが、現時点で運航が再開されているのは、
・エアアジア
・インドネシア エアアジア
・フィリピン エアアジア
・タイ エアアジア
・エアアジア インディア
・エアアジア ジャパン
の6社で、この内、今回、発表された四半期内に運航されていたのは、エアアジア ジャパン以外の5社ですが、グループ全体としては、前年比98%減になる搭乗者数と言う、これまた散々な結果に。
会社名 | 搭乗者数 | 対前年比 | メモ |
エアアジア | 170,912人 | △98% | 4月末~運航再開 |
インドネシア エアアジア | 4,059人 | △99.8% | 6月下旬~運航再開 |
フィリピン エアアジア | 29,111人 | △99% | 6月上旬~運航再開 |
タイ エアアジア | 283,601人 | △95% | 5月~運航再開 |
エアアジア インディア | 190,395人 | △92% | 5月下旬~運航再開 |
エアアジア ジャパン | 2,482人 | △98% | 8月~運航再開 |
1番良かったのが「エアアジア・インディア」の92%減と言う結果で、それ以外の各社は軒並み95%以上の減少ですね。
もうここまで減少が大きいと、92%だろうが95%以上だろうが、そんなに関係のない話に見えて来ますけれどもね。
各社ともに国内線の運航を再開しており、旅客数も復調傾向にはありますが、次の第3四半期決算でどれだけ盛り返しているのか…と言う感じがします。
で、今更ながらに思うのは、どうして「エアアジア・ジャパン」は運航再開が遅れたんでしょうね。
フィリピンみたいにロックダウンされた訳でもなかったのに。
運航しても需要がないと見込んだと言う話なのだろうか…?
エアアジアXは…?
「エアアジア」グループとしては、第4四半期時点で、供給座席数をかなり戻すと想定しているようで、「タイ・エアアジア」は、第4四半期のタイミングでは95%まで戻す想定。
さらに「エアアジア・インディア」なんかも80%まで戻ると。
国内線で言えば、それぐらい戻っても不思議ではないですけれどね。
ただ中・長距離路線担当の「エアアジアX」は、さすがにしばらくは厳しいと見ている感じがしなくもない。
そもそも「エアアジアX」の主戦場は、日本・韓国・中国・オーストラリア。
この中で早期に回復しそうなのは、今のところ、韓国・中国と言う感じなのかな…
「エアアジアX」としてボリューム的に大きいのは、日本と中国なので、このどちらかの門戸がしっかりと開かれない限りは、厳しい情勢が続きそうな感じですかね。
個人的には、早期の復活も期待したいところですが、そろそろプレミアムフラットベッドの更新も期待したいんですけれどもね(もうそれどころの状態じゃないのは、承知ですが)。
「エアアジア」グループが国際線も含めた対前年比で90%ぐらいの運航状況にならない限り、次の旅は厳しいのかな…なんて、記事を書いていて思ったり。
貨物運航もほぼナイLCCはどの航空会社も、フルサービスキャリアよりも苦戦している感じでしょうが、この火が耐えないコトを願うばかり。
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