イスラエルとUAEが関係正常化に合意!

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アメリカの仲介でイスラエルとUAEが接近!

イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が、関係正常化に合意したコトを、アメリカを含んだ3国で共同声明で発表されました。

トランプ・アメリカ大統領の仲介で、イスラエルのネタニヤフ首相と、UAEのアブダビ首長国のムハンマド皇太子間で合意に達したとのコト。

パレスチナ問題を抱えるイスラエルは中東の主要国では、エジプトとヨルダンしか国交がなかった訳で、歴史的な進展と言う話になりそうです。

今回の3カ国による共同声明によると、今回の合意を受けて、イスラエルは占領地であるヨルダン川西岸地区の一部併合を凍結するとのコト。

またイスラエルとUAEは、数週間以内に、投資・大使館開設・直行便などに関する合意に署名するとのコトです。

結局、目的はイラン?

イスラエルを国家として認めていないアラブ諸国が、圧倒的多数を占める中東エリア。

その中で、UAEが国交正常化に踏み切ったのは、どう言うコトか。

そもそも「アラブ諸国」とは言っても、今まで辛うじて一枚岩を保てていたのは、「イスラエル」という共通の敵がいたからこそ。

その前提が崩れる訳ですが、やはり「イラン」の存在なのだろう。

イラクの崩壊・シリア…とイラン陣営は混迷を極めているようにしか見えないけれど、UAEから見れば、対岸に位置している「イラン」の脅威が、「イスラエル」を上回った。

そう見るべきなのだろう。

ではイスラエル側にとってのメリットは何なのか。

ヨルダン川西岸地区の併合は、国際社会からの反対も根強い訳だけれど、それを凍結(撤回とは言ってない)してまで、国交を正常化するのは、これも「イラン」なのだろう。

イスラエルの本丸は、ヨルダン川西岸地区よりも、2国共存を無視したパレスチナの併合だろうし。

そしてアメリカとしては、中東エリアの火種を取り除いて、「イラン」をけん制した状態で、中東への関与を縮小したいと言うコトが目的だろう。

「敵」の「敵」は「味方」。

そう言う論理に近く、この2つをくっつけるコトで、3者の利害が一致したと言うコトだろう。

だけれども、これがすんなり和平になるのかと言われると、疑問符ではある。

そもそもパレスチナ問題は、何1つ、進展していない。

国家としてパレスチナを承認している国も多く、国連でもオブザーバー国家として「国家」としての扱いを受けている訳だけれども、実態は、国家として成り立っているかと言われると、そうとも言い切れない。

いや、寧ろ、イスラエルの匙加減1つと言う様な状況である。

UAEは、パレスチナ問題に目をつぶり、イスラエルと手を結ぶ。

今回の国交正常化が、和平への道と言うよりも、個人的には新しい火種が生まれた…と言う感じがしなくもないけれど。

根本は何も進んでいないけれど…

確かに歴史的な快挙。
それは間違いがない。

だからと言って、アメリカがすんなりと中東から縮小できるかと言われると、これも微妙な感じがする。

仮に縮小して行けば、アメリカの仮想敵になりつつある中国が、ホルムズ海峡への関与を強めていく可能性は高い。

既に中国はイランを一帯一路の重要なパートナーとして位置付けており、今後、25年間で4,000億ドル(約43兆円)相当の投資を行なう可能性がある。

そうなるとまた新たな対立が生まれやすくなる訳で、おいそれと縮小もできそうにない気がするのだが(と言うか、中東エリアで中国対アメリカの覇権争いになったら、それこそ取り返しの付かない話になるとしか思えないけれど)…

ただ進展のナイ中東情勢に、新たな動きを加えたと言うのは、トランプ大統領の功績であるのは、間違いないけれど。

根本が何も解決されない進展。
それがこれから吉と出るのか、凶と出るのか…

読めないのが中東。
だけれども、何かしらの和平に繋がる1歩であって欲しいとは思うけれど。

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