ZIPAIR、まずは貨物専用便で運航開始に!

貨物便でバンコク就航!

JALの完全子会社で中・長距離路線を担当する予定のLCCである「ZIPAIR Tokyo」。

既に、新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年5月14日から就航を予定していた成田~バンコク(スワンナプーム)線の開設を延期している状態ですが、6月3日より貨物専用便での運航をスタートさせるコトが申請されました。

まぁ、そもそもタイは現状で、国際線の旅客便を認めていないので、日本~タイの貨物便の供給量が絶対的に不足している状態。

また、「ZIPAIR Tokyo」は、バンコク線が最初の路線になる予定だったので、今、まだ飛行機を飛ばしてもいない状態で機材を持ち余らせていますからね。

ひとまずボーイング787-9型機の貨物スペースを活用した貨物専用便となる見込みで、座席などはそのままで運航する見込み。

運航スケジュールは、貨物便ではありますが、以下の通り。

ZG51 成田17:20→バンコク22:00 水・木・金・土曜運航
ZG52 バンコク23:30→成田07:45(翌日着) 水・木・金・土曜運航

JAL便名も付与され、ZG51便がJL6705便。ZG52便がJL6706便。

「ZIPAIR Tokyo」の2レターコードって、“ZG”なんですね。

初めて知りました…(笑)

“Z”からスタートする2レターコードって、フィリピンエアアジア・イースター航空・深圳航空・エアマナス(ペガサスアジア)ぐらいしか知らなかったので、ちょっと新鮮。

とは言っても、2レターコードに興味を惹かれる人も少ないとは思うけれど(笑)。

ソウル線もどうなる?

今回の貨物専用便での就航に際し、西田社長は、

『残念ながら現在の状況では旅客便としてお客様をお迎えすることはかないませんが…』

とコメントを出しています。

もちろん、時機を見て旅客便の運航開始を行なうのでしょうが、ひとまず現時点では日程のアナウンスは行われていない状態。

バンコク線は開設の延期を発表していますが、成田~ソウル(仁川)線の方は、延期も未発表。

ソウル線の方は、両国間の関係悪化に伴う需要の減退・ビザの問題と、コロナウイルスの感染拡大以外にも要因がある訳で、どうするつもりなんだろう…と言う感じも。

そもそもソウル線はバンコク線の間合い運用ですし、「ZIPAIR Tokyo」の本筋はあくまでも中・長距離路線の運航な訳で、そこまで重要視していないのでしょうが、もういっそのこと、間合い運用は国内線とかで行なうと言うのも、アリだとは思うのですけれどね。

もちろん、同じJAL系のジェットスター・ジャパンとの兼ね合いもあるので、飛ばせる場所はかなり限られてしまうし(広島とか函館ぐらいか?)、そもそも機材が国際線を前提にしていて、国内線だと、オーバースペックと言うのはあるのでしょうが、それは短距離になるソウル線でも同じコトが言えますしね。

 

結局、救済措置なのか?

こうした柔軟な対応は、喜ぶべきなのかなぁ…とは思いますが、別に「ZIPAIR Tokyo」運航でなくても良かったハズ。

現状、JALカーゴのバンコク便は、羽田発のJL0031便ぐらいしか運航されておらず、JL33(羽田→バンコク)・JL707(バンコク→成田)・JL727(バンコク→関空)も運休中なので、「ZIPAIR Tokyo」以外も機材を余らせている状態ですからね。

別にJALが貨物運航便を仕立てればそれで良かった話。

なので、単に「ZIPAIR Tokyo」の救済措置と言う感じの側面も強いのかな…と。

で、今後も貨物についてはJALとのコードシェアになるのだろうか。

そして、それは旅客便にも導入されるのでしょうかね。

やっぱりまだ旅客便が飛んでいないと言うコトで、気になる所が多いんですよね、「ZIPAIR Tokyo」。

早く旅客便も飛ばせるようになれば良いのですが…

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