深圳・サンノゼ・ミラノ線は開設延期!
ANAが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年3月29日からスタートする2020年夏ダイヤの国際線での、追加減便・運休と共に、新規で開設予定だった路線の延期などを決定したコトを発表しました。
羽田の国際線枠拡大を受けての新規路線開設の内、開設を延期するのは、以下の3路線。
・羽田~深圳(中国):2020年4月25日まで延期
・羽田~サンノゼ(アメリカ):2020年4月25日まで延期
・羽田~ミラノ(イタリア):2020年5月16日まで延期
ミラノが入って来たのは、まぁ、現時点では仕方ない話なのかな…と言うのが、正直な感覚ですし、中国はコロナウイルスの感染拡大からは、回復基調ではありますが、日本側が中国からの入国を制限している状態なので、分かるのですが、サンノゼが現時点で延期の路線として入って来たのは、元々、収益的に弱含みな所があったのだろうか?
さらに増便予定だった以下の路線についても、増便の延期が発表になりました。
・羽田~シドニー(オーストラリア):2020年4月25日まで延期
・羽田~ロサンゼルス(アメリカ):2020年4月25日まで延期
新規開設予定の路線の中では、開設はするが減便しての開設と言うのも、ほとんど。
・羽田~青島:週7往復→週4往復
・羽田~デリー:週7往復→週3往復
・成田~ハノイ:週7往復→週3往復
・羽田~ホーチミン:週7往復→週4往復
・羽田~シアトル:週7往復→週4往復
・羽田~ワシントン:週7往復→週4往復
逆に通常で運航されるのは、
・羽田~ヒューストン:週7往復
の1路線に、開設したばかりの成田~ウラジオストク線ぐらいでしょうか。
ただウラジオストク線は、週3往復化も計画通りですが、そもそもロシアが2020年3月18日~5月1日まで、外国人の入国を制限するコトを発表したので、この先、変更があるかも知れませんけれど。
国際線への影響は60%程度にまで!
最早、新型コロナウイルスの感染拡大による各国による入国制限と需要の大幅減少を前には、いくら“羽田発の国際線新路線”と言えども、聖域として放置出来ないと言う状態なのでしょうね。
そこまで需要が落ち込んでいると言うコト。
本来は、国内線でその穴を補いたい所ですが、国内線もかなりの弱含みで、ANAですら八方塞がりと言う感じでしょうか。
それでもまだ減便に留めている路線が多いと言う印象すら受けますけれども(羽田線が運休でも成田便が残っているなど)。
因みに、元々の国際線旅客便数は、2020年3月29日~4月24日の間で、72路線4,653便。
今回の発表での減便・運休は合計で2,630便(58路線が対象)なので、既に6割の国際線が影響を受けると言うコトになります。
それでも世界的に見れば、まだ“国際線を飛ばしている”と言えるのだとは思いますが。
超大型機であるA380の運航も、引き続き行う予定でいますし。
ただマレーシアなども外国人の入国を制限する旨を発表していますし(2020年3月18~31日まで)、今後の入国制限によっては、さらに減便や運休が出て来る可能性は否定出来ない状態なので、ANAに限らず、航空機を利用しての旅行・外出の予定がある方は、要注意です。
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