湯上りにはコーヒー牛乳!しかも、瓶!
温泉。
銭湯。
共同浴場。
どちらにせよ、“湯上りにコーヒー牛乳”と言うのは、何とも魅力的なモノ。
いや、日本人の多くの人の脳内に、そう刷り込まれているモノ。
何ででしょうね。
しかも単なる「コーヒー」じゃなくて、“瓶”。
そして、“甘い”コーヒー牛乳。
誰が言い出したのか。
誰がそう言う風潮を作り出したのか。
良くは存じませんけれども、草津温泉で「共同浴場」を巡っていて、何度、湯上りにコーヒー牛乳を飲みたくなったコトか。
ただ…
草津温泉の場合、「共同浴場」は、別に有料の銭湯でも何でもないですし、営利目的の場所でもナイ。
管理人や誰かが常駐している訳でもないですから、そもそもそんな売り物がある訳がなく…
自動販売機だって置いていない様な場所なので、仕方ないので、ペットボトルのコーヒーで舌だけ潤していましたけれども。
いや、やっぱり“瓶”なんですよね、求めているのは。
何でしょうね、この感覚。
そもそも、お茶だろ、本来。
そもそもなぜ、「甘いコーヒー牛乳」なんでしょう。
まずは、そもそも脱水状態を補うと言うコトは、考えられるかと。
でも、水でいいじゃないか。
確かにそうです。
でも、“水”が“美味しい水”として商品になり始めて、広く利用される様になったのって、日本ではそこまで古い話じゃない様に思う。
“水”は、あくまでも蛇口からひねって出て来るモノ。
“水”は、無料の飲み物であり、買うモノではない。
そう言う存在だった様に思います。
それならばお茶でいいじゃないか。
確かにお茶ならば、古来からあるモノですし、銭湯や温泉と言った“和”の雰囲気にもぴったりです。
しかも脱水状態に水分を補うと言う意味でも、適していそうな感じの飲み物。
ただお茶も、日本全国で単一商品が流通する様になるのは、“お~いお茶”ブランドが広がるぐらいまで待たなければならかなったでしょうから、タイミングとしては微妙な所なのかも。
それが、銭湯文化
それがどうして「コーヒー牛乳」になったのか。
もう謎です。
そもそも水分補給としてふさわしいかと言われたら、全くふさわしくなさそうですし。
さらに、コーヒーだとお風呂上りにぐびぐびと飲む感じじゃないですしね。
だから、飲みやすいように「コーヒー牛乳」なんでしょうが、それでも、謎です。
かつては銭湯は、家族で行く様な場所でもあったから、子供も飲みやすい様に「甘いコーヒー牛乳」なのでしょうかね。
それとも単に牛乳がまだ高価だったから、練乳系の要素を使ったので甘くなったのか…
でも、それが妙に流行っちゃったんでしょうかね。
単に、“人が集まる場所”→“銭湯だ~”で、売り始めたら当たっただけと言う感じの、「コーヒー牛乳」メーカーの戦略なのかも知れないけれど。
腰に手を当てて、全裸タオル腰巻で、グビッと。
グビッと飲むには、紙パックにストローを刺してチューチューじゃなく、飲みやすい瓶。
つい今回の草津温泉巡りでも、「大滝乃湯」に瓶のコーヒー牛乳が置いていたので、手が出てしまいました。
まぁ…
着替えた後の場所に自販機があったので、全裸タオル腰巻で腰に手を当てて…と言う感じじゃなかったですけれどもね。
でも…
やっぱり美味い。
元々、甘いコーヒー牛乳、かなり好きと言うコトもあって、ホントにグビグビと飲んでしまいました。
何なら2本目に突入しようかと思ったぐらい(笑)。
洗脳されてる。
確かにそうかも知れませんね。
いや、そうでしょう。
最早、瓶のコーヒー牛乳である必要は、きっとナイ。
でも、こう言うのを含めての銭湯・温泉文化。
そう言うをたまに味わうのは、悪くない話です。
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