ベトナム入管法改正へ!
ベトナム政府が、入国管理法の改正を行い、現行の「出国後30日以内の査証なしでの再入国」が出来ないと言う規定を2020年7月1日より撤廃するコトが決定しました。
この規定は、あまり知られていないモノだったかも知れませんが、2014年1月に出入国法が改正されたコトに伴って導入された規定。
“旅行”だし、“短期間”だし、“世界の中でも強いとされる日本パスポートだから”ノービザでしょって訳ではないのです、ベトナムも。
当時の改正では、
・前回のベトナム出国から30日以上
・往復航空券もしくは第3国への航空券の保有
・入国禁止対象者リストに属さない
以上の4つの条件を満たした場合に限って、最大15日までの滞在が、VISAなしで認められると言う内容でした。
パスポートの有効期限は6カ月以上が必要だったり、出国用の航空券の保持、ブラックリスト入りしていないと言うのは、多くの他の国でもあり得る話なので、別に珍しくもなんともないのですが、
“前回のベトナム出国から30日以内”
と言う規定は、あまり他国では見られない規定なので、つい忘れそうになる規定でした(少なくとも、ボク的には他の国では記憶がない)。
ベトナムの場合は、アライバルビザも整備がなされていますが、こちらは大使館がない国からの入国者などが対象になっている為、日本人は対象外でした。
2017年にe-VISAが導入され、幾分、楽にはなりましたが、そもそも商用目的での入国の際は、e-VISAが対象外であったりするので、ビジネス分野からしてみても、この30日と言う規定が緩和されるコトは望まれていました。
旅行中でも考えられる。
旅行の場合で考えられるケースとしては、まずはベトナムで往復共に乗継をするパターンの際に、入国の必要がある場合、2回目の入国の際には、VISAがないと入国出来ないと言うのが、1番多そうなケース。
個人的には、コレに1度、該当したコトがあったりします。
また乗継じゃなくても、ベトナム滞在中にフラッとラオスなどに短期間だけ行って、また戻って来ると言うパターンも、戻りの際にはVISAが必要になっていました。
弊害も出ては来るだろうが…
来年にようやくこの“30日間規定”と言うのが撤廃と言う流れになります。
国会で審議がなされた時に、入国条件を緩和するコトで、外国人による治安・安全保障面での悪化に繋がる可能性があると言う懸念を上げた議員もいたようですが、国会では“国際統合や経済発展・社会発展にはプラスに働き、損より利が大きい”と言う結果になった形。
ただこうした規定が廃止されると、VISA延長の為にちょこっと出国するケースとかも増えて来そうな気がしますね。
そうなると、また何かしらの規定が生まれて来そうな気はしますが。
まぁ、入国要件が緩和されると言うのは、旅行者にとっては大変ありがたい話ですけれどもね。
これで、ベトナムのVISAもほぼ他の国と同様の条件になるので、分かりやすくもなると言うのも、嬉しい所ではありますね。%MCEPASTEBIN%
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