羽田から中国へ、中国系航空会社は4社が1枠ずつ!

羽田の増枠、中国へはどこが飛ぶ?

2020年の夏季ダイヤから増枠する羽田空港の昼間の発着枠。

先日、JALとANAの就航都市と運航スケジュールの一部が発表になり、だいぶ、就航状況が出揃ってきましたが、増枠が8枠(日本側4枠・相手国側4枠)が配分された中国についても、大方が明らかになりました。

JAL、羽田発着枠拡大に対する運航計画発表!

2020年3月29日から始まる夏季スケジュールから、羽田の国際線発着枠の配分を受けて、JALの就航都市が発表になりました。

ANAの運航計画については、コチラから。

まず日本側の4枠は、JALとANAが2枠ずつを分け合う形。

JALは、既存の上海(浦東)線の増便と、大連への新路線開設。
ANAは、青島と深圳に新路線を開設。
アメリカ線などは、既存の成田線からの移管と言う形が多く見受けられる中で、今回の羽田の増枠で、唯一の近距離路線に当たる中国線は、新路線開設or増便と言う形になりました。

さて、中国側。

4枠がある訳ですが、CAAC(中国民用航空局)は、この4枠を1社ずつに割り振ると言う方針を示しています。

つまり4社が1枠を確保すると言う形になりそうなのですが、その4社と言うのが、

・中国国際航空
・中国南方航空
・中国東方航空
・上海航空

てっきり中国国際・南方・東方航空の内、1社が2枠を確保するのかなぁ…なんて思っていたので、上海航空が入って来ると言うのは、ちょっと意外。

まぁ、現在の上海航空って、中国東方航空傘下になっている訳だから、実質的には、中国東方航空が2枠を確保したとも言えますけれどね…

そして、こう言う場面でも中国航空業界4位の海南航空グループは、蚊帳の外ですね。

海南航空自体、資金難に喘いでいると言われていて、経営難が叫ばれているのが大きいのか、それとも単に当局との関係が不仲なのか、はたまた政治力が足りていないから発着枠が取れないのか、実際の所は不明ですけれどもね。

羽田から北京と上海へ!

さて、1枠ずつ配分された4社が、羽田から中国のどこに就航するのか…と言うのが肝心な訳ですが、既にCAACが以下の路線の認可を行っています。

中国国際航空…北京(首都)
中国南方航空…北京(大興)
中国東方航空…北京(大興)
上海航空…上海(浦東)

2019年9月25日に開業した北京の新しい空港である「北京大興国際空港」

そこに南方と東方航空が就航する可能性が高いと言うのは、やっぱり興味深い所。

ただ既に北京にも上海にも、既存便が飛んでいると言うコトを考えると、そこまで話題性もないですし、面白さもないなぁ…と言う感じにはなりますけれど。
どうせならば、新しい就航場所に飛んでくれた方が、より便利さが増す感じなのですけれどもね。



ちょっと距離のある北京大興国際空港

「北京大興国際空港」。

とてつもなく大規模な新空港。

ただ都心からはやや距離があるのも事実な訳で、天安門からだと46kmの距離。
具体的に距離感を見てみると、大阪と京都ぐらい離れているんですよね。

北京首都国際空港には、スターアライアンス加盟航空会社が残り、ワンワールドとスカイチーム加盟航空会社は、北京大興国際空港に移転すると言われている訳ですが、せっかく都心に近い羽田発着便なので、北京側も都心にまだ近い首都国際空港を利用出来た方が、より有り難い気がしてしまいますけれどもね。

現状、運航スケジュールは未発表。

また運航開始日のアナウンスも未発表なので、今後の情報解禁が待たれる所ですが、羽田から北京・上海へ。
中国系航空会社は、航空運賃が安いコトも多いので、その先へと乗継がしやすい運航スケジュールだと嬉しい所。

そして何よりも近い国だけに、より都心に便利な羽田発着と言うのは、大きいなぁ…と。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください