京成、ダイヤ改正でスカイライナーが毎時20分間隔で運転に!

京成電鉄、ダイヤ改正実施へ!スカイライナー大増発!

成田空港に向かう時、最近は、京成か格安バスの2択になっていて、JRとリムジンバスが完全にアクセスの候補から外れてしまった感が、ボクの中にはあるのですが、その成田空港へのアクセスを担っている京成電鉄が、2019年10月26日に行うダイヤ改正の概要を発表しました。

具体的には、最大の目玉は成田空港までの特急「スカイライナー」の大増発。

現状の「スカイライナー」は、平日だと朝の形成上野発6:20~8:50までが20分ごとで運転。

それ以降の10:00~14:00までは40分間隔で運転されていて、14:20~はまた再び20分間隔での運行になっているのですが、これが40分間隔で運転されている時間帯を中心に増発がされ、終日20分間隔での運行になります。

さらに現行は京成上野発の始発が5:58なのですが、5:40発に。
京成上野発の最終「スカイライナー」も18:20発から20:20発に大きく運転時間を拡大させます(21:00以降は成田空港行きの「イブニングライナー」が運転されています)。

成田空港発も22:30が最終「スカイライナー」でしたが、23:20発に拡大され、早朝や深夜便に対応するコトに。

今まで40分間隔での運行されている時間帯は、ちょっと発車時刻が分かりにくかったのですが、京成上野発は概ね「毎時00・20・40分発」に揃えられ、成田空港発も「毎時19・39・59分発」で統一されるコトになり、かなり分かりやすくすっきりする形になります。

特急は京成成田行き登場で、空港アクセスとしては減便へ

一方で、運賃だけで乗れて京成上野~成田空港駅間で運転されている「特急」は、一部を「快速特急」に格上げした上で、京成成田発着に(日中40分間隔で運転)。

代わりに西馬込発の快速の一部を成田空港行きに変更するコトで(日中40分間隔で運転)、京成上野~京成成田間の速達性を確保し、都営・京急線から成田空港までのアクセスも手厚くするコトに。

現在の運転パターンからの変更を見てみると、以下の通り。

現行種別快速特急快速特急
区間西馬込発
京成佐倉行き
京成上野発
成田空港行き
西馬込発
京成佐倉行き
京成上野発
成田空港行き
改正後種別快速特急快速快速特急
区間西馬込発
京成佐倉行き
京成上野発
成田空港行き
西馬込発
成田空港行き
京成上野発
京成成田行き

尚、快速特急と西馬込発の快速は、京成佐倉で接続がなされるとのコト。

それぞれの停車駅は、
・快速特急…京成上野・日暮里・青砥・京成高砂・京成八幡・京成船橋・京成津田沼・八千代台・勝田台・京成佐倉・京成成田
・特急…京成上野・日暮里・青砥・京成高砂・京成八幡・京成船橋・京成津田沼・八千代台・勝田台・京成佐倉~成田空港間各駅
・快速…西馬込~押上間各駅・青砥・京成高砂・京成小岩・京成八幡・東中山・京成船橋・船橋競馬場・京成津田沼~成田空港間各駅

さらに成田空港の運用時間延長に対応する為に、京成上野発22:35の快速京成成田行きを成田空港まで延長運転します(成田空港着24:02)。

折り返し運転で成田空港発24:10宗吾参道行きが新設されます(京成成田着24:19)。

ただ恐らくですが、成田空港行きの最終は、現行の京成上野23:00発で成田空港24:12着の「イブニングライナー213号」のままなのかとは思いますが。



40分で5本の空港アクセスに!

京成って、40分間隔と言うちょっと分かりにくいサイクルを採用しているので、今まで「スカイライナー」の日中の運転パターンも覚えにくかった感じがありますが、これでかなり分かりやすい感じになります。

分かりにくい原因である40分サイクルは今後も継続されますが、運転サイクルとしては、以下の通りになります。

京成の成田空港アクセス 運転サイクル

・「スカイライナー」京成上野~成田空港(スカイアクセス線経由):2本
・「アクセス特急」羽田空港~成田空港(スカイアクセス線経由):1本
・「特急」京成上野~成田空港:1本
・「快速」西馬込~成田空港:1本

20分間隔だと、待たずに乗れる感じがしますが、運賃だけで乗車が出来る成田空港行きの「特急」が40分間隔になるのは、ちょっと残念な気がしなくもない。
まぁ、この他に「アクセス特急」があると言えども、上野や日暮里からだと「アクセス特急」は乗り換えが必要になるので、面倒だし。

ってか、どうせならば快速特急をそのまま成田空港発着にして、京成佐倉で西馬込行きの快速に乗り継げるようにすれば良かったのに…と思うのですけれどもね。

まぁ、都営線乗り入れでの都心需要も拾いたいと言う感じなのかな。

出来れば、都営・京急線直通の有料特急があれば言うコトないのでしょうが、そもそも新型車両を作らなければ対応出来ないと言うのに加え、成田空港近辺の線路容量的な話もあるかとは思うので、なかなか実現しないんでしょうね、さすがに。

まぁ、京成としては「スカイライナー」の方へと需要を映したいのは分かりますし、格安で移動をしたいと言うのであれば、グループ会社である京成バスが運転している「東京シャトル」を利用して下さいと言うコトなのかも知れないけれど、よほどのシーズンでない限り「東京シャトル」の定時性は低くないですし、鉄道とバスでしっかりとグループ内で役割分担をしていると言うのは、悪くないのかも。

欲を言えば、「東京シャトル」も行き先が増えて、新宿行きとか池袋行きとかの運転が行われる様になったら、もっと便利なんですけれどもね。

ってか、JRは成田空港へのアクセスに関しては、最早、広域から拾う以外、諦めちゃったのかな…

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