デルタ航空、大韓航空グループに出資!その理由は?

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デルタ航空、韓進KALの株式を取得!

アメリカの航空大手デルタ航空が、韓国の大韓航空の親会社であり韓進グループ(ハンジン)の持株会社である「韓進KAL」の株式4.3%を取得したコトを明らかにしました。

また同時に、韓国とアメリカの規制当局の許可が出れば、直ちに「韓進KAL」の持ち株比率を10%にまで増やす計画であるコトも明らかにしています。

大韓航空とデルタ航空は、提携関係にあると言うコトで、戦略的な出資と言うコトもありますが、韓進グループは現在、韓国のKCGIと経営権を巡り紛争中なのですが、このタイミングでのデルタの出資と言うのは、明らかに現経営陣への援護射撃と言うコトになりそうです。



ホワイトナイトは、デルタ航空?

元々、趙会長の父である前会長の退職金支払いに対する正当性を巡っての訴訟が起きている大韓航空の韓進グループ。

趙会長を含む韓進オーナー一家の「韓進KAL」持ち株比率は、現時点で28.93%。
対するKCGIは15.93%。

これにデルタ航空の持ち株を加えると、「韓進KAL」株33.23%を確保するコトになり、KCGIの倍の株式を確保したコトになります。

「韓進KAL」の株価は40,400ウォンなので、4.3%分の株式を確保しようとすると、約95億円が掛かる訳で、KCGIとしては、ちょっと辛くなって来る形である。

韓進オーナー一家が、2,600億ウォンにもなる相続税を準備する過程で、「韓進KAL」株を売却しようとすると、KCGI側に経営権を奪われる可能性すらあっただけに、このデルタ航空による株式取得と言うのは、現経営陣からすれば、かなりの朗報だろう。

経営権のゴタゴタが続く大韓航空

デルタ航空と大韓航空と言えば、2000年のスカイチーム発足以後、そこまで深く付き合っていた感じはなかったが、2018年5月からは太平洋路線で共同事業を展開しており、デルタ航空の仁川国際空港のターミナルも第2ターミナルに移動。

アメリカの290都市以上の80都市以上のアジアの国を結ぶ形になっており、デルタ航空はミネアポリス~仁川、大韓航空側は仁川~ボストンと言った路線を、新たに開設させて、より緊密な関係になりつつある。

今回の株式取得で、その関係性がより密になると言うコトになるが、直近となる2019年1~3月期の連結決算は、売上高は1%増の3兆498億ウォンと伸ばしたが、営業利益は16%減の1,482億ウォンと増収減益となる決算である上、韓進グループの趙亮鎬前会長が、大韓航空の株主総会で社内理事の再任に失敗し、経営権をはく奪され、この4月に死去。

趙前会長の弟である趙南鎬韓進重工業ホールディングス会長は、韓進重工業の社内理事職から退任し、経営権を失っている。

さらに趙亮鎬前会長は、機内免税品を扱う過程でペーパーカンパニーを通した仲介手数料を受け取った容疑などが掛けられて起訴されていたなど、経営権の不安定が続いている。



成田から仁川へ…デルタ航空の拠点が動く最中

確かに大韓航空の業績は、売上が拡大している状態であり、1~3月期決算としては過去最高の売上になっているのは、事実。

だが当期純損失は、ドル高による為替差損の影響もあり、342億ウォンと赤字に転落している。

こうした中で、デルタ航空としては、火中の栗を拾う形になる訳だ。

パートナー先の安定。
それだけで考えると、ちょっと高い買い物の様にも思う。

だけれども、それだけデルタ航空がこの大韓航空との提携に本気だと言うコトなのだろう。

成田から仁川へ。
自社便から提携へ。

日本に提携先がないデルタ航空としては、最前の選択肢なのは間違いないだろうし、相手企業の規模としても問題ない。

何よりも提携開始以後の、相互の送客も伸びている訳だし、そもそも減益と言っても、ライバルとなるアシアナ航空と比べると、天と地の差があるぐらい、経営環境はまだまだ悪くない訳だし。

ただ企業としては、そろそろ創業一家は身を引いた方が良いようにも思う。

それだけ醜聞が絶えない訳だし、創業一家自身が企業価値を落としていると言うコトに気が付いた方が良いと思う。

まぁ、それが出来ない所に財閥が支配する韓国の弱さがあるのかも知れないけれど(それが強さでもあるのだけれど)。

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