当日券でインドの夜行列車に乗ってみた(1)

インドの鉄道は、予約が必須?

インドの鉄道。

“予約が必須”とまで言われているのが、このインドの鉄道なのですが、色々と切符を購入出来る手段があって、便利そうに見えて、やっぱり不便かつ面倒なシロモノ。

基本的に、大きな街の駅に行けば、“外国人専用窓口”なるモノが備わっています。
しかも、外国人専用の空席枠も確保されていたりします。

もう至れり尽くせりって感じですよね。
それなのに、面倒だと思われてしまうのは、やっぱりそれでも“インド”だからなんでしょうね。

さて、コルカタからそのままプリ―へ。

鉄道で行こうとすると、まず考えられるのは、コルカタの外国人専用窓口に行くと言う選択肢。

ただコルカタの場合、そもそも駅の中に外国人専用窓口があるのではなく、別の場所にあるのに加え、当日のチケットとなると、基本的に、ほぼ期待薄。

では…と、インドの鉄道はオンラインでも予約が出来るシステムがあるのですが、IRCTCと言うIDが必要になるのですが、今まで、インドの携帯電話番号とクレジットカードが必須になっていました。
が、これが日本のモノでもOKになったらしく、オンラインで予約するコトが外国人でも容易になったのですが、そもそもこちらも乗車2日前までの購入が必須。

さらに“Make My Trip”と言ったインドの検索サイト(鉄道以外にもバスや航空券が予約できるサイト)もあるのですが、チラリと探して、アプリから買おうとすると、インドの携帯番号が求められてしまいました。

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]インド、入国したばかりでインドの携帯番号、まだ持っていないのに…[/speech_bubble]

と嘆くしかありません。

もうこうなると、座席指定のナイ、要するに自由席の“最下層”ランクと言われている“ジェネラル”クラス(GN)に掛けるしか他ありません。

予約なしクラス “ジェネラル”

ジェネラル。

ただでさえ混雑しているインドの鉄道の中で、当たり前ですが、最も混みあうと言われている列車クラス。
自由席なんだから、当たり前ですよね。
日本だって、盆暮れ正月の民族大移動の時の新幹線の自由席なんて、悲惨ですモン。

あぁ…
考えただけでも、乗りたくない(笑)。

とりあえず、まずはコルカタ→プリ―までの列車の時刻をこのサイトで調べてみます。

幾つかの列車がヒットしました。

さらにこうして途中の停車駅と停車予定時刻なんかも見れます。

こうして金額も各クラスの金額なんかも見れたりします(因みに、“Tatkal”と言うのは前日ぐらいに一斉に空席が販売されるシートで、間際発券で金額が高くなるシートです)。

ただやっぱりどのクラス・どの列車も“WL”と言う表記が。

WL。
つまりはウェイティングリスト。
キャンセル待ちってコトです。

続いて、自由席がある列車を調べてみて、ふと気が付きました。

このサイト、列車の編成も見れるんですよね(あくまでも予定されている列車の編成ですけれども)。

プリ―まで行く列車を見ていると、曜日にもよるのですが、この20:55出発の「HWH PURI EXPRESS」(列車番号12887)だと、自由席が何と6両もあるではないですかっ(“UR”表記の車両が自由席です)!

まぁ、インドですから、この編成自体、予定でしかなく、変わってしまうコトはあるのでしょうが、変わったとしても、6両予定が1両になってしまうなんてコトは、考えられないでしょうから、せめて4両ぐらいはありそうです。

なら…

ワンチャン、座れる可能性がありそうじゃない?

仮に座れなかったとしても、とりあえず、トイレの前の地べたとか以外のスポットを確保出来る可能性がありそうな予感が。

と言うコトで、この列車にターゲットを決めて、いざ、コルカタのハウラー駅へ。

列に並んでいるインド人にびっくり

まずは自由席でも乗車券は必要ですから、当日券窓口へ。

横から割り込まれない様に、列に並んでみます。
すぐ隣が女性専用窓口の列でしたが、そちらは列が大きく崩れ、窓口に人が雪崩れ込んでいて、窓口の係員が怒ってしまって窓口に“CLOSE”のボードを掛けて閉めてしまっていましたが、男性の方は、ちゃんと並んでいました。

おおおっ!
インドもようやく列にちゃんと並べるようになったのか!とすら思えるぐらい。

しかも、特に誰かが整列を促していたりする訳でもナイのにっ!

そんなコトで、ちょっと感動してしまいました。

だって、ボクの中で、インドで列に並ぶって、前の人と吐息が重なるかの如く、ぴっちりと列を作って、横から人が割り込めないようにしながら並ぶって言うイメージがあったのに、そんな感じでもなかったですから。

さて、いざ順番が来ました。

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]プリ―まで1人、プリーズ。[/speech_bubble]

と言ったら、
「外国人窓口に行きなさい」
と、あしらわれてしまいました。

まぁ、そうですよね、見るからに外国人ですし。

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]今日出発で、ジェネラルだ!ハウラープリ―エクスプレス![/speech_bubble]

と言ったら、鼻で笑われてしまい、その後、ホントに?的な顔をされましたが、納得してくれました。

やっぱり当日自由席のジェネラルクラスで、インドの列車に乗ろうとするような外国人は、ホントに少ない(もしくはバカ)なんでしょうね。

170ルピー。
約2.3US$(約259円)。

20:55にコルカタを出発して、翌朝5:50にプリ―に到着する予定の列車。

約9時間。
それが300円しないなんて、安すぎますが、とりあえず、乗車券は、買うコトが出来ました。

続く…

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