5年ぶりにダッカが静かになる1日ーバングラデシュ総選挙ー

バングラデシュ、5年ぶりの総選挙

ダッカで郊外にある日本人宿に来た理由の1つは、年末年始だからと言うのがあるのですが、それと同時に、バングラデシュが総選挙を迎えるからと言うコトも大きかった。

言っちゃ悪いですが、こう言う国で、選挙と旅程が被ると、とりあえず、良い話は1つもない。
と言うか、政治的な話が絡むと、ロクな話はない。

外務省からの勧告も出ていて、選挙前日夜~選挙翌日までは、出歩くな…と。

いや、まぁ、その前に外務省の治安情報的には、“不要不急の渡航は避ける様に”と言うのが、外務省のバングラデシュ観ではありますが。

そして、宿で一緒だった人も、アライバルでVISAを取った人は、総選挙の日までしかVISAが発給されず、

“とにかく、選挙の前までにはバングラデシュから出て”

って言うような感じ。

無料だからと言って、アライバルでVISAを取得しようとせず、わざわざ東京の大使館に行ったのは、大正解だったみたいです。



ダッカの街が静かになるだなんて、嘘だろっ!

さて、選挙当日のダッカ。

大通りに車が走っていない。
バスも走っていない。
CNGも走っていない。

それは、大通りばかりでなく、細い道も同じ。

動いているのは、歩いている人と、リキシャだけ。

お店だって開いているのは、日用品を売る商店と、ケーキ屋と、レストランぐらいで、他は軒並みクローズ(逆に言うと、飲食店は閉まっている店もありましたが、全てが閉店と言う訳じゃなかったので、別に食料を買い込まなくても良かったのかも)。

静かなダッカ。
こんなダッカがあったなんて…と言いたくなるぐらい。

いつもは歩道橋を使わないと向こう側に渡れない大通りだって、余裕で歩いて渡り切れます!

車が走っていないから、土埃も上がらないし、排気ガスもない。
クラクションもならなければ、車の走行音もないので、とても静かだし。

あぁ、ダッカなのに、ダッカじゃないみたい。

ある意味、貴重な体験。

要所・要所に警察が配備され、投票所近くは、もうちょっと厳戒態勢。

それもそのハズで、選挙のたびに何かしらの衝突が起きているのが、バングラデシュですから。

経済が好調を維持していて、実績を残す与党。
自由を求める野党。

その対決。

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選挙の結果は…

で、選挙の結果は…

与党の圧勝。
9割以上の議席を確保したんだとか。

まぁ、最大野党の主導者は逮捕されていたりするし、結果は、与党勝利と言うのが、あらかじめ分かっていた感じがするのですけれどもね。

ってか…

ならそこまで厳戒態勢を引かなくても良かったのでは…なんて思うのは、やっぱり平和ボケした日本人だからのでしょうか。

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大切な自分の1票を改めて思う

選挙。

とかく、日本は選挙を大事にしない国の1つ。

大事な参政権を行使しない人が多い。

国政選挙でも、地方自治体の選挙でも。

確かに、現代社会に生きる人は忙しい。
自分の1票で何が変わるんだろう…と言う思いがない訳じゃない。

でも、1票を入れないコトには、何も始まらない。

そう言う意味では、街が静まり返るぐらいに選挙に関心が集まると言うのは、悪い話一辺倒と言う訳でもないのかも知れないよな…なんて、思ったりもしたけれど(バングラの人が選挙に行っているのかどうかは分からないけれど)。

あ、そう言えば、日本も2019年は選挙Yearですね。

ぜひ、行きましょうね、選挙!

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