とにかく人が物凄い!
スリモンゴルからダッカへ戻ってくるバスは、何ヶ所かで道路工事をしていた影響で、渋滞に巻き込まれ、所要9時間。
すっかりダッカ到着が遅くなってしまいました。
なので、急いで宿へと移動。
今回のダッカの宿は、郊外にある日本人宿。
サエダバッドバスターミナルから中央駅へ。
ダッカ中央駅から空港駅へ。
切符は45タカ。
窓口は、8番窓口で販売(入口から見ると、1番手前のレーン群ではなく、その奥のレーンへと向かい、左手前側2つ目ぐらいの窓口)。
英語表記がないので、ちょっと分かりにくいけれども、窓口の係員さんは、簡単な英語が話せましたし、空港駅はこちらでも“Airport”で通じるのは助かる所。
「何番線から?」
「3番線よ」
「次は、何時発?」
「20時よ~、急いでね~!」
時計を見ると、もう既に19時57分。
マジかっ!
ダッシュです!
言われたままに3番線に向かってみたら、人・人・人。
あ…
コレ…
乗れないヤツや。
東京のラッシュアワーどころの騒ぎじゃない。
とりあえず扉は開けっ放しタイプなので、しがみつくしかない。
こちらは荷物を背負っているけれども、乗らざるを得ません。
え?屋根上に登れ、と?
えいやっ!
と、何とか足を掛けられる車両を見つけ、足を掛けてみたら、中にいる大勢から、「上へ行け~!」とジェスチャーされました。
ふと、屋根の上を見ると、既に2人ぐらいが登っていました。
「Try~!!」
そう中の人に微笑まれたら、登るしかありません。
とは言っても、特に足場がナイ。
どうやって屋根の上に登ればいいんだろう…と思ったら、上に登っていた人が、手を差し伸べてくれて、引き上げてくれました。
が…
バックパックを背負っている人は、大体、ホームの屋根にバックパックがつっかえるので、注意が必要だと。
思ったよりも、快適かも(笑)
屋根の上。
確かにダッカに来たらやりたかったコトの1つ。
まぁ、過去にもエクアドルのリオバンバで乗ったコトがあるし(合法)、モーリタニアでは貨物列車の貨車の鉄鉱石の上に揺られたコトもある(合法・『アイアントレインに乗ろう!』参照)。
でも、まさかこんなにスグに体験できるとは思っていなかった。
ってか、辺りは真っ暗ですけれどもね、既に。
でも、次から次へと屋根の上に登って来る人が。
やっぱり列車の屋根の上って言うのは、バングラデシュでは、特別な話ではナイみたいです。
一息つくと、定刻からちょっと遅れて列車が出発。
暗がりの中を、ゆっくりと走り出します。
思ったよりも、揺れない。
ってか、大丈夫。
ちゃんと屋根の上の真ん中に陣取っていれば、問題はない。
少しずつ、スピードを上げる列車。
実はバングラデシュの鉄道は、東側と西側などでは、レールの幅が違うのですが、ダッカなどはどちらも対応していて、レールが通常なら2本だけなのですが、3本あると言う構造。
なので、分岐があったりなんかすると、線路の交差が増えるので、日本よりは確かに揺れます。
でも、振り落とされるほどの揺れでもないです。
交通渋滞が延々と続く道路。
お店。
線路脇に建ち並ぶバラック。
上から見ると、また風景がグッと変わってくるのが、良い感じ。
何か…
楽しい。
このまましばらく乗っていたくなるような、そんな世界観。
人・人・人の車内にいるよりは、むしろ、快適です。
新品価格 |
空港駅も大混雑!
とは言っても、空港駅は、そこまで遠くはなくて、30分弱ぐらいで到着(ボクが乗った列車は、途中に止まらない駅があるので、最初に停車する駅でした)。
登るのも大変でしたが、降りるのも大変です。
屋根の上に残る人に手伝って貰わないと、ちょっと怖いです。
が、何とかよじ降りました~。
ってか、空港駅もまた、乗る人でかなりの混雑。
窓から車内へ入る人。
屋根の上に登る人。
阿鼻叫喚。
これがバングラ。
それがバングラ。
因みに…ですが、列車の屋根の上には、先頭の機関車の所から登る方が、登りやすいみたいです(但し、列車が短くて最新鋭の列車は気動車なので、そもそも機関車がなかったりはしますが)。
降りる時も、同様で、機関車から降りるのが降りやすそう。
なので、時間がある人は、先頭まで行ってから登る方がベターかな…と。
そして、仮に何かあった際も、保険などは適用されないと思うので、くれぐれも自己判断で!
あと、バングラデシュ人で屋根上に乗っている人は、無賃乗車の方が多いですが、マネすることなく、運賃はしっかりと払いましょう!
ひっそりとやっているYouTubeですが、ダッカで列車の屋根の上に乗ってみた時の風景をUpしました~。
何分、iPhoneで撮っているだけだし、夜中なので、なかなか鮮明じゃない動画になってしまっていますが。
コメントを残す