JALのプリペイド事業が、ようやく!
JALとSBIグループの共同フィンテック事業。
ちょっと前に事業自体は発表されていましたが、その後、特に音沙汰もなかったのですが、ようやくその中身が発表になりました。
それが「JAL Global WALLET」。
「JALマイレージバンク(JMB)」会員を対象としたサービスで、JMBカードの基本機能に加え、マスターカードのプリペイド決済機能を追加したカードと言うコトに。
海外の旅行先で、両替所にわざわざ並んだり、多額のキャッシュを持ち歩いたりするのは、やっぱり面倒ですし、不用心。
“旅のお金の持ち方”は、未だにボクも悩みますし、もうちょっと他のやり方があるのかなぁ…なんて思ったりもするのですが、「JAL Global WALLET」は、使えるカードなのかどうか。
まだ詳細が明らかになっていませんが、ひとまず現時点で発表になっている部分で紐解いてみたいと思います。
JAL Global WALLETの概要
受付開始日:2018年11月29日
申し込み対象者:15歳以上の日本在住のJALマイレージクラブ会員
入会費:無料
年会費:無料
15歳から持てるみたいですね。
高校生とかだとクレジットカードも作るのは難しいので、そう言う世代の人には特に嬉しいかも知れませんね。
ひとまず、入会費も年会費も不必要と言うのは、嬉しい所。
とりあえず、“持つだけ持ってみる”と言うコトも出来ますからね。
JAL Global WALLETの特徴
基本的には、マスターカードのプリペイド決済機能+JMBの機能を持ったカード。
日本円(外貨でも出来るみたいです)でカードにチャージし、会員サイトやスマートフォンアプリから両替をすると言う形。
両替したモノは、マスターカード加盟店でショッピングが可能。
コンタクトレス(かざして支払い)機能も搭載しているので、機会がある場合は、タッチするだけでさらに安心して支払いが出来るコトになります。
15種類の通貨への両替が可能と言うコトで、日本人が行く様な国の多くは対応していそうです。
具体的には…
・アメリカドル
・カナダドル
・オーストラリアドル
・ニュージーランドドル
・ユーロ
・イギリスポンド
・スイスフラン
・香港ドル
・韓国ウォン
・マレーシアリンギット
・タイバーツ
・シンガポールドル
・ニュー台湾ドル
・人民元
・日本円
セキュリティ的にも、スマートフォンアプリやWEBサイトからカードの使用をON/OFF出来たりするようです。
両替でもマイルが貯まる?
さて気になる部分としては、複数のコースが用意されているようです。
“ショッピング+ATMコース”ならば、マスターカードのロゴがある海外ATMではカードの残高の範囲内で現金の引き出しも可能とのコト。
このコースを選ばないと、海外ATMは使えないと言うコトなのでしょうかね?
クレジットのキャッシングは好きじゃないと言う人は、こちらのコースを選べば、安心度が高まりますね。
そしてこの「JAL Global WALLET」の最大の特徴は、“両替でマイルが貯まる”と言うコトでしょうか。
普段の支払いでもマイルは貯まるみたいですが、両替でマイルが貯められると言うのは、嬉しい部分。
ただどれだけのマイルが積算出来るのかは、未発表で、詳細の発表を待ちたい所です(まぁ、“両替”なので大きなマイルが積算出来るとは思えませんけれど、小さな額でも嬉しいモノは嬉しい)。
りそなデビットカードとの違いは?
さてJAL+海外+カードと言えば、既にりそなグループとの「りそなデビットカード<JMB>」があります。
2018年10月に内容が改正になり、入会初回搭乗で貰えていた1,000FOPの付与がなくなったばかりのりそな。
その「りそなデビットカード<JMB>」と比べてどこが違うのか。
一番の違いは、単にデビットカードとプリペイドカードと言う違いでしょうか。
りそなの方はデビットカードで、銀行口座から直接、利用金額が引き落とし出来るのに比べ、「JAL Global WALLET」は、プリペイドカードなので、あらかじめチャージした金額内で引き落としが可能と言う部分。
りそなは銀行口座が必須になるので、口座開設が面倒だったりしますが、1度、開設してしまえば、旅先では特に何もしなくて済む訳ですが、「JAL Global WALLET」は気軽に開設が出来るものの、旅先では“チャージをしないといけない”と言う所です。
どちらが面倒か…と言われると、答えには迷いますが。
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また両替などでのマイル付与がどれほどなのか。
基本的には、その辺りが開設するかの分かれ目になる様に思えるので、詳細が発表になったら、また注目してみたいと思います。
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